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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
谷口彰悟と渡辺剛が重要証言「正直、誰が出ても」「それが強さ、良さ」“異端な手法”なのに…なぜ日本代表3バックは毎試合入れ替えても機能するか
posted2026/06/28 17:03
オランダ戦先発3バックの(左から)渡辺剛、伊藤洋輝、谷口彰悟
text by

佐藤景Kei Sato
photograph by
Maja Hitij - FIFA/Getty Images
毎試合3バックの並びが替わっている
日本はグループステージ3試合で、3バックの顔ぶれを変えた。
〈オランダ戦〉※並びは右から
渡辺剛(→冨安健洋)、谷口彰悟、伊藤洋輝
〈チュニジア戦〉
冨安(→瀬古歩夢)、板倉滉、伊藤
〈スウェーデン戦〉
瀬古(→渡辺)、板倉(→谷口)、伊藤
「その試合でのベストということで、組み合わせを決めています」
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森保一監督は、その理由をこう説明した。北中米ワールドカップ(W杯)で、日本が選択した3バックの運用術は、これまでの大会とは一線を画するものだった。かつての日本代表なら、ディフェンスラインの固定こそが守備を安定させる鉄則であり、CBのコンビネーションは大会を通じて熟成させるものだった。
しかし、今大会は異なる。森保監督は試合ごとに3バックの顔ぶれを組み替え、対戦相手の特徴や自チームの疲労度、戦術的な相性、ピッチ上の戦況に適応してみせた。
結果として、グループFを無敗で切り抜け、3大会連続となる決勝トーナメント進出を達成した。この毎試合変わる3バックは、単なるアクシデントによる選択ではない。日本サッカー界が培ってきたCBの選手層の厚みと、戦術的柔軟性の結晶だった。
正直どっちがスタメンとかサブとか関係なくて
初戦のオランダ戦でピッチに立った3バックは、渡辺、谷口、伊藤の3人だった。欧州屈指の破壊力を誇る相手に対し、右の渡辺は欧州で磨いた圧倒的なエアバトルと激しい対人守備で応戦。中央の谷口は豊富な経験に基づく的確なコーチングで全体のラインを統率し、左の伊藤はスピードと左足からの高精度なフィードで局面を変えていく。世界トップレベルのタレントが襲いかかる攻撃に対し、日本はこの3人を中心に粘り強く守備で対抗した。
後半途中には、渡辺に代えて冨安をピッチに送り出す。この交代策も、誰が出ても戦力レベルを落とさずに機能するという、現在の日本の強みを示すものだった。オランダ戦の2日後、取材に応じた渡辺はこう語っている。

