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「この日本代表は強い…」現地カメラマンが確信した“ある場面”「後藤啓介21歳が吠えた」「長友佑都39歳の視線の先には…」選手たちの“献身”を撮った 

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原壮史

原壮史Masashi Hara

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photograph byMasashi Hara

posted2026/06/24 17:30

「この日本代表は強い…」現地カメラマンが確信した“ある場面”「後藤啓介21歳が吠えた」「長友佑都39歳の視線の先には…」選手たちの“献身”を撮った<Number Web> photograph by Masashi Hara

チュニジア戦後、キャプテン板倉滉を笑顔で労う吉田麻也。“メンター”南野拓実とともにチームのサポートに徹している

後藤啓介のプレーに表れた「今の日本が強い理由」

 そして、選手たちの高潔な精神を敏感に受け取り、明確な形で共有してみせるのが長友佑都だ。

 W杯はこれで5大会目。リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、ルカ・モドリッチ、マヌエル・ノイアーといった錚々たるメンバーとともに「レガシーパッチ」をつける39歳は、自身の経験と情熱の伝道師としてだけでなく、周囲にたゆたう熱の増幅装置となってチームの矢印をひとつの方向にまとめあげる。

 吉田と南野がスパイクを磨いていたこと、後藤が悔しさを抱えながらもサポートに徹したことは、長友が選手ミーティングで改めて言葉として伝えたものだ。その様子はチュニジア戦直前の「Team Cam」で公開されている。

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 試合に出ていない選手たちはチームへの貢献を自覚することで、さらにポジティブな行動を促される。試合に出ている選手たちも、彼らの思いに敏感になり、触発される。

 チュニジア戦で後藤と同じく初出場となった鈴木唯人が、自らの武器であるドリブルで果敢にチャレンジし、倒されながらもファウルを貰えなかった場面では、上田綺世が大声で言葉をかけ、サムズアップを送っていた。

 チームの誰もが、チームのために今自分にできることをする。今大会の日本代表はそういった集団になっている。

 それが具体的に表れたのが、冒頭の場面だ。

 試合に出たい思いを押し殺してサポートに徹し続け、ようやく出番を得た若きFWが、4点リードの場面で強烈なプレスをかけ、ゴールを決めたかのように感情を爆発させる。

 どんなシチュエーションでも、今の自分がチームのために何をすべきかが最優先にあり、チームのための行動を喜びとする。

 このチームは強い。率直にそう思わされた。

【次ページ】 印象に残ったのはむしろ「些細な場面」だった

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