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「実にうまい」15歳の中村敬斗を見初めた元日本代表が解説…オランダ戦劇的ゴールの背景「あえて狙った股抜き」「久保建英との絆が可能にした“ある動き”」
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水沼貴史Takashi Mizunuma
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/06/17 11:00
オランダ戦劇的ドローの原動力となったのはこの人。同点ゴールを決めた中村敬斗
“3枚替え”が生んだ「縦への推進力」
日本代表はカタール大会から格段に強くなりました。W杯開幕戦の先発が全員海外組となったことも大きいですが、ドローの展開に持ち込むことができたのは、後半に入り5枚の交代枠を有効に使えたということが大きい。これは監督の戦術に沿ってしっかり選手が動けている証でもあります。
森保一監督は、まず後半21分に伊東純也選手(33歳、ゲンク)を投入。30分には堂安律選手(28歳、フランクフルト)に代えて菅原由勢選手(25歳、ブレーメン)ら3選手を投入する「3枚替え」を敢行しました。これにより効き足が「右足」の選手を右サイドに集中的に配置して、縦への推進力がより強く生まれました。
森保ジャパンはカタール大会でもドイツ、スペインと撃破しましたが、この時は守備重視の戦術が基本でした。強豪オランダ相手のW杯開幕戦で、2度も追いつかなければならない状況で、最後は右サイドを制圧する攻めの戦術を実行できた。オランダは5人の守備陣形をとる戦術を余儀なくされました。日本に押し込まれたわけです。
森保ジャパンの最大の強さは…
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後半44分に小川航基選手(28歳、NECナイメヘン)のヘディングを鎌田大地選手(29歳、クリスタルパレス)が頭に当てた同点ゴールは、W杯で日本代表史上最も遅い時間帯での価値あるゴールになりましたが、それまでも焦りはなく必ず追いつける!という空気が充満していました。
まだ1試合が終わったばかりですが、されど1試合です。過去7大会でW杯初戦をドロー以上で終えた大会で日本はすべてグループステージを突破しています。チーム全体に大きな自信を与える“ポジティブドロー”。加えてその結果に選手たちが全く浮き足立つことなく、まだ1試合目だという認識を全員が共有している。それこそが今大会の森保ジャパンの最大の強さであると感じました。
〈構成/久保武司〉


