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「実にうまい」15歳の中村敬斗を見初めた元日本代表が解説…オランダ戦劇的ゴールの背景「あえて狙った股抜き」「久保建英との絆が可能にした“ある動き”」
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水沼貴史Takashi Mizunuma
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/06/17 11:00
オランダ戦劇的ドローの原動力となったのはこの人。同点ゴールを決めた中村敬斗
中村敬斗と久保建英が見せた“確信の動き”
オランダ戦の同点弾の場面は、久保建英選手(25歳、レアル・ソシエダード)とのコンビネーションもよかった。中村選手にとって代表初ゴール(23年6月15日・エルサルバドル戦)も久保選手からのパスでしたよね。中村選手本人も「(久保とは)長くやってきたから(自分が)走ればパスはくる」と確信した動きがゴールを生んだ要因のひとつだと話していました。
この場面、右サイドや中央が主戦場だった久保選手があえて左サイドに侵入してきました。オランダにとっては警戒すべき攻撃のクリエイターでもある久保選手が左サイドに現れたことで間違いなく慌てたはずです。オランダのDF陣が久保選手への意識が強くなり引っ張られる形になりました。守備のブロックが日本の左サイド側に凝縮(スライド)されオランダに「オーバーロード」(過負荷)をかけることもできました。
そして久保選手へのマークが集中することで中村選手が自由に動けるスペースができた。2人で起こした流れのある一連の仕掛けで「(ゴールを決める)イメージはできていた」(中村選手)というわけです。この阿吽の呼吸もゴールが決まった要因でもあります。
「股抜き」の劇的弾が与えたダメージ
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もうひとつ、このゴールのすごさは、中村選手が久保選手からのパスを受けると内に切れ込み、ファーへのシュートを匂わせながら鋭く腰を回転させ、相手DFの股を抜いてニアに決めたこと。この「股抜き」という技術はあえて狙わなければできません。
相手GKからすれば股抜きをされたことで中村選手のシュートの弾道がはっきりみえていない可能性が高い。オランダにとっては股抜きを決められた上にゴールまで決められた。メンタル面でも大きなダメージを受けた一撃となったはずです。
攻撃面以外の奮闘も特筆すべきところです。パス成功率は93%(30本中28本成功)で安定したチャンスメイクを達成しました。守備では自陣に引いて奔走し、クリアも4回を記録。フル出場での走行距離も11kmを超えています。攻守双方でチームへの貢献度ははかりしれません。


