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日本代表はなぜオランダに“2度追いつけた”のか?「明確なメッセージだった」途中出場の冨安健洋が明かした“森保采配”の意図…NHK中継には映らなかった舞台裏
posted2026/06/17 11:03
途中出場で存在感を見せたDF冨安健洋
text by

矢内由美子Yumiko Yanai
photograph by
Kiichi Matsumoto/JMPA
全米一の熱狂を誇るNFLダラス・カウボーイズの本拠地として知られるダラス・スタジアム。7万人を収容するスタジアムの地下にミックスゾーンはあった。
記者席のある7階から観客と同じ導線の階段をもみくちゃにされながら降り、やっと地下にたどりつくと、そこには日本メディア、オランダメディア、アメリカの地元メディア、はたまた「バルセロナに住んでいるから久保建英に話を聞きたいんだ」というスペインメディアなど、多くのジャーナリストが集まっていた。
“納得の勝ち点1”というムード
グループFの首位争いを占う日本対オランダの一戦は、2-2のドローで勝ち点1を分け合う結果となった。互いにリスク管理を意識しつつ、力のこもったレベルの高いプレーを随所に見せ合った試合。2度のリードを追いつかれたオランダ側と追いついた日本側ではもちろん温度差があったとはいえ、ミックスゾーンには“納得の勝ち点1”というムードが流れていた。
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取材陣が準備を整えようとしていると、ほどなく「お立ち台」のように整えられた一角にMF鎌田大地がやってきた。ワールドカップでは今回からペンとカメラが同時に選手のコメントを聞くことのできるスペースが設けられ、主催者側が指名した数名の選手がそこに立つ。
2-2の同点ゴールを決めた鎌田は、「夢の舞台でゴールを刻めたのは自分にとって素晴らしいことだと思う。3歳からサッカーを始めて、どれだけ熱量を持って取り組んできたか。やっぱり神様は見てくれていると思う」としみじみと言った。
4年前のカタール大会も出場している鎌田だが、前回は自身としてはしっくりいっていなかったという攻撃的ポジションでの出場で、なかなか調子が上がらなかった。今回は強く望んでいたボランチでの出場。
「前回のワールドカップで世界的に強い国に勝てて躍進したと言われていましたが、この大会に4年間懸けてきていたので、チームを助けることは嬉しいですし、もっと貢献できるようにやっていきたいと思います」。率直な思いが次々と出ていた。

