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「実にうまい」15歳の中村敬斗を見初めた元日本代表が解説…オランダ戦劇的ゴールの背景「あえて狙った股抜き」「久保建英との絆が可能にした“ある動き”」
posted2026/06/17 11:00
オランダ戦劇的ドローの原動力となったのはこの人。同点ゴールを決めた中村敬斗
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水沼貴史Takashi Mizunuma
photograph by
Kiichi Matsumoto/JMPA
グループステージ突破へ大きなハードルだったオランダとの初戦は、“ポジティブドロー”で終えることができました。2度離されて2度追いつく。代表戦、それもW杯の大舞台でそれができたということで、森保ジャパンのチーム力が本物だということをあらためて実感しました。
1点ビハインドの後半12分、中村敬斗選手(25歳、S・ランス)が決めたゴールが大きかったと思います。本人にとって記念すべきW杯初出場初ゴールでもあります。
15歳の中村敬斗から受けた「強い印象」
私がそのプレーを初めてみたのは2016年U-16インターナショナルドリームカップ、彼が15歳の時でした。最初に受けた強い印象は、「まだ若いのにシュートが実にうまい」ということ。これから先、とても楽しみな選手になると確信した瞬間でした。
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10代で実に多彩なボールを蹴ることができるキックの技術をもっていました。それは攻撃面において多くの引き出しがあるということを意味します。相手からすると、とても嫌なタイプの選手ということになります。
サッカーはシュートがうまいだけでゴールが決まるほど甘いものではありません。
中村選手については、シュートのうまさ以上に特筆すべきことがあります。それはゴール前で常に冷静なことです。チャンスが来てもジタバタせず、その場しのぎのシュートがない。これは攻撃の選手としてとても重要な条件になります。具体的にいうと、ゴールを決めるまでの動きをきちんと自分自身で「逆算」できる選手です。


