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核心にシュートを!BACK NUMBER
「遠藤航のビデオメッセージで士気アップ」W杯日本代表vsオランダ取材記者が見聞きした舞台裏「ファンダイクがやりづらそうに」ある日本代表DFの進言
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ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/06/16 06:01
北中米W杯オランダ戦で奮闘した渡辺剛
「あと渡辺選手でいうと、コーナーキック(CK)の守備の対応は素晴らしかったですね。彼は3月31日のイングランド戦後半にマグワイアにファール気味で抑え込まれ、シュートを許したシーンを本気で悔しがっているようで。失点にはならなかった場面なんですけどね。それでも、ああいうときにどうするかを考えながらトレーニングをしてきたようですし、同じようなシチュエーションでチーム全体としてもどうするかを話したいと考えていたようです」
――イングランド戦の学びを生かしていたわけですね。
「加えて、じつは今日の日本はCKの守備で普段とは異なる工夫をしていたんですよね」
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――えっ、そうなんですか。
「今後の試合もあるので詳細は明かせませんが、実際に相手の1本目のCKなどではすごく良い形で守れていました。そうした改革のきっかけとして、渡辺選手は意見を伝えたそうです。イングランド戦のCKで守っていたときの選手としての感覚を伝え、改善することを検討してほしいとコーチ陣に丁寧に伝えたそうです。その結果、コーチングスタッフが具体策を練ってくれて、今日のような良い守り方ができたようです。相手のCKのキーマンだったファンダイクは日本のCKの守備時にかなりやりづらそうにしていたと表情から窺えたそうです」
渡辺はチームのために進言できる選手なんです
――渡辺選手ってそんなに発言力あるんですね?
「彼はチームのために責任を持って口を開ける選手です。馴れ合いを好まず、チームメイトに進言できる。ただし、自分が良くなかったときには素直に認めるプロフェッショナリズムがありますよね。実は所属するフェイエノールトでも今年2月、チームの状態が上向かなかったときに、当時のファンペルシ監督が『監督室のドアを開けておくから、選手の立場で思うことがあれば、ぜひ意見を言いに来てほしい』と伝えたそうなんですね。それをうけて、最初に監督室を訪れたのは渡辺選手だったそうです。ファンペルシ監督はそういう渡辺選手の姿勢に喜んでました」
――ファンペルシ監督から日本代表のユニホームを送ってくれと何度もせがまれて直接渡しに行ったと言う話が出てましたけど、2人の間にはそういう関係があったんですね?
「そうなんです。まぁ、そんな渡辺選手だからこそ、今日の1失点目の場面には言い訳せず反省の弁を口にしていました。選手たちとしては対応するのが難しいFKからのこぼれの場面ですが……」
――具体的にはなんと?
「こう語っていました。『クロスは(逆サイドからのものだったので)そちら側に体を開くタイミングで(ファンダイクに)押されて。プレミアリーグを見ていても、ああいう得点は結構あって。自分の間合いを作るだけの(軽い)プッシュで、ファールにならない程度だったので。悔しさが残りますね。ずっと警戒していた部分があったし、チームの戦い方が大きく変わってしまう点だったので、反省したいと思います』」
士気が上がった遠藤航からのビデオメッセージ
――言い訳しない渡辺選手の姿勢は、チームに良い影響をもたらしそうですね。
「はい。彼は、遠藤航選手の離脱の時も涙を流していました。なお今回のミーティングの最後に、実は、遠藤選手からビデオメッセージが届き、それが流されたそうです。遠藤選手はチームみんなに挨拶をすることなく、キャンプ地を離れたわけですが、やはり遠藤選手にも思うことがあったんでしょうね」
――そこではどんな話がされたんでしょう?

