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「人生一番の挫折」“Jリーグ出場ほぼゼロ”から4年でW杯日本代表に急成長のナゼ「DFで10番のプレーしろ」鈴木淳之介恩師と本人が明かす最新型センス
posted2026/06/13 17:02
2023年、湘南時代の鈴木淳之介と山口智監督。Jリーグの舞台でつかんだ飛躍のきっかけとは
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佐藤景Kei Sato
photograph by
Etsuo Hara/Getty Images
メンタル的に限界に近かったけど、よく耐えたなと
「人生で一番大きな挫折でした」
高校2年生の冬という異例の早さでJ1内定を勝ち取り、鳴り物入りでプロの世界へ飛び込んだ18歳は、正式に一人のプロ選手として日常のトレーニングに足を踏み入れた途端、想像以上に厳しい現実を目の当たりにした。
「最初のキャンプで、自分はしばらく試合に出られないだろうなと思いました。Jリーグの選手たちは、もうスピードもフィジカルも、高校時代とは全くの別物でしたから。高校2年で練習参加したときは、大学生が相手だったこともあって、自分もある程度、やれると感じたんですけど、プロ選手はまるで違った。悔しいというよりも仕方がないという心境になって、そこからはいかにプロのレベルに追いつくかがテーマになりましたね」
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プロ1年目の2022年、公式戦出場は天皇杯2回戦のヴェルフェ矢板戦のわずか1試合のみだった。リーグ戦ではベンチに入ることもままならず、試合が行われる週末も、馬入にある湘南ベルマーレの練習場で汗を流すよりほかなかった。
「自分が得意だと思っていたパスも、J1の寄せの早さの前ではすぐにコースを消されてしまうし、ボールを前に一歩運べば、すぐに身体をぶつけられる。自分のリズムでサッカーをさせてもらえなかった。
その中でも、平岡大陽だったり、田中聡だったり、良いお手本がたくさんいたので、いかにそういう選手たちに早く追いつけるかを意識していました。正直、同世代の選手がピッチで結果を出しているのを見るのは苦しかったですけど、でも、ここで腐ったら終わりだと自分に言い聞かせました。いま振り返ると、メンタル的に限界に近い時期だったかもしれないですが、よく耐えたなと(苦笑)。彼らがピッチにいて、自分はスタンドや画面越しに応援しているのは、やっぱりきつかったですから」
淳之介の第一印象?静かな選手、うまい、以上
2021年シーズン途中に湘南の監督へコーチから昇格し、加入1年目の淳之介がプロの壁にはね返される姿を見つめていたのが、現U-19日本代表監督の山口智氏だ。現役時代、日本屈指のインテリジェンスを誇るセンターバックとして活躍した人物である。

