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「しっかり話すべきかもしれません」金子誠ヘッドコーチがあえて語る「侍ジャパンWBC敗退の真実」近藤→佐藤輝「決断の瞬間」誠也故障でベンチは…
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佐藤春佳Haruka Sato
photograph byGetty Images
posted2026/06/09 11:40
今年3月のWBCで日本代表は準々決勝でベネズエラ代表に逆転負けを喫した
――そのベネズエラに勝つためにどのような戦略を立てていたのでしょう?
金子 準々決勝からはMLBのデータに強いスコアラーさんと、ウィル(・アイアトン、ドジャース通訳)が中心となってミーティングを進めました。私の担当の攻撃面で言えば、やはりベネズエラのブルペン陣が脅威でした。MLBで3年連続で70試合くらい投げて、アベレージ158kmという投手が揃っている。
NPBの選手は開幕前に見慣れていないボールですし、1次ラウンドの4試合は150km以上のボールを投げてくる相手がほとんどいなかった。あのリリーフ陣が出てくる前になんとか点を取りたい。先発の(レンジャー・)スアレス(レッドソックス)は少し球速帯が落ちるので、とにかく5回までに何とかリードしてあとは凌ぎながらコツコツと……、と大まかには考えていました。
井端監督の秘策だった「2番・佐藤輝明」
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ベネズエラ戦の先発オーダーで目を惹いたのは、「2番・ライト」に入った佐藤輝明内野手(阪神)だった。1次ラウンドでは、初戦の台湾戦から対韓国、オーストラリアの3試合はライトに近藤健介外野手(ソフトバンク)を起用。大谷、鈴木誠也外野手(カブス)と共に上位打線を任せていた。しかし近藤はその3試合で12打数無安打とまさかの大ブレーキ。1位通過が決まった後のチェコとの第4戦は試合に出場しなかった。
金子 準々決勝の2番に佐藤を入れるというのは、井端監督がかなり早い段階から決めていました。東京での試合の時から「向こう(アメリカ)に行ったらやはりテルじゃないか」とずっと言っていましたから。チェコ戦でライトを守ってもらったのはその準備という意味もありました。
――近藤選手に関して、あれほどの打者でも短期決戦では不調に陥ることもある。そうなった時にどこまで我慢して起用するか、という逡巡があったかと思います。
金子 野球選手は良し悪しの波が必ずあるものです。WBC開幕に向かっていく中でちょうど、良くない状態が来てしまっていた。アメリカに行って環境が変われば、何かきっかけを掴めるかもしれないとも期待していました。それを待ちたいけれど、やはり待てない。そうなった時に、周東(佑京、ソフトバンク)を頭から使うとか選択肢はたくさんありましたし、そういう話し合いもしました。ただ監督は、大事なところで佐藤は何かを起こしてくれるんじゃないかということを信じていました。


