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オリンピックPRESSBACK NUMBER
2戦連続「日本記録更新」でも…19歳の800m王者・落合晃がそれでも「世界では戦えない」と思うワケは?「海外の雰囲気に慣れることも大事」
text by

和田悟志Satoshi Wada
photograph bySatoshi Wada
posted2026/06/07 06:02
5月の2試合でともに日本記録を更新した男子800mの落合晃(駒大2年)。それでも自己評価は厳しい
つまりは、日本記録を更新したものの、決して会心のレースというわけではなかったということだ。それに、この日は落合が走る時には弱まっていたものの、ホームストレートは向かい風が吹いており、絶好の条件というわけでもなかった。落合の視界にははっきりと1分42秒台が見えているのだろう。
落合が目指しているのは「世界大会に出場する」ことではなく「世界と戦う」こと。
「やっぱり1分42秒台にいかないと、世界の準決勝、決勝では戦えないと思っているので、少しでも近づいていけるように、また作り直していきたい。出せないタイムではないと思っているので、そこを目掛けてやっていきたいです」
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世界選手権やオリンピックに出場するにはワールドランキングで出場枠内に入るという道もあるが、世界で戦うために記録にもこだわっていく。
日本選手権は回避…海外のレース経験を
6月12日からは名古屋で日本選手権が開催されるが、落合は日本最高峰の試合にエントリーせず、海外のレースに出場するという選択をした。
「本人は『レベルを上げよう』という気持ちがある。日本のレースでは勝てるが、海外のレースではなかなか成功していなかったので、大きい選手を相手にして、海外の雰囲気に慣れることも大事かなと思って、チャレンジしようと思いました」
その意図を大八木総監督はこう説明する。これも世界で戦うための選択だ。
落合の活躍によって、日本の男子800mは活況を呈している。日本歴代上位の記録も、がらりと変わった。その頂点にいる落合は、まだまだ高いところへと駆け上がっていくつもりだ。

