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2戦連続「日本記録更新」でも…19歳の800m王者・落合晃がそれでも「世界では戦えない」と思うワケは?「海外の雰囲気に慣れることも大事」
text by

和田悟志Satoshi Wada
photograph bySatoshi Wada
posted2026/06/07 06:02
5月の2試合でともに日本記録を更新した男子800mの落合晃(駒大2年)。それでも自己評価は厳しい
加世堂は昨年までは1500mを主戦場としてきたが、今季は800mに本格参戦し一気に記録を伸ばしている選手だ。前の週には、関東インカレで準優勝していた。その際にMDCでペースメーカーを務めることについて「(入りの400mを)50秒は結構本気で走らないといけません」と吐露していたが、きっちりペースを作り、さらには予定していた500mよりも長く落合の前を走った。
役割を務め上げた加世堂は「これで田母神さんの(アシストした)記録を塗り替えました」と胸を撫で下ろしていた。
ただ、2度の快挙にも落合はさらなる高みを見据えており、これで満足しているわけではない。昨年までの日本記録から1秒以上縮めたわけだが、手放しで喜ぶわけにはいかない事情もあった。
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つい先日、来年に北京で開催される世界選手権の参加標準記録が発表され、男子800mは1分43秒00に決まった。落合の日本記録よりも速いだけでなく、東京世界選手権の参加標準記録1分44秒50からは、実に1秒50も引き上げられた。
「北京世界選手権の参加標準が出てからは、それを意識していました」
記録の有効期間は今年8月23日からだが、実は落合は1分43秒切りを意識していたのだ。
「『まだ出せるな』という感じがあった」
1分42秒台はそう簡単に出せるタイムではないが、驚くことに、MDCのレース後に落合はこんなことを話していた。
「今日は静岡の時よりも出し切った感がなかったというか、『まだ出せるな』という感じがありました。600mを1分16秒台で通過できましたが、ここから結構かかったので、ラストの部分はまだ削り出せると思います」

