メジャーリーグPRESSBACK NUMBER

米関係者「評価は微妙かもしれない…」佐々木麟太郎はMLBドラフトで指名されるのか? “いよいよ交渉解禁”ソフトバンク城島CBO「野球がうまいだけじゃない」 

text by

杉浦大介

杉浦大介Daisuke Sugiura

PROFILE

photograph byDaisuke Sugiura,AP/AFLO

posted2026/06/05 06:00

米関係者「評価は微妙かもしれない…」佐々木麟太郎はMLBドラフトで指名されるのか? “いよいよ交渉解禁”ソフトバンク城島CBO「野球がうまいだけじゃない」<Number Web> photograph by Daisuke Sugiura,AP/AFLO

スタンフォード大2年目のシーズンを終えた佐々木麟太郎。現地視察に訪れたソフトバンク城島CBO(左)は、改めてポテンシャルを高く評価した

 もちろんソフトバンクも選択肢の1つではあるはずだが、今後を考えた時、佐々木にとってやはりまずはMLBドラフトが大事なイベントになる。もともとメジャー志望。今季が始まる前の時点でも、佐々木は「野球人生のゴールとしてメジャーの舞台でプレーすることが目標。(菊池)雄星さん、(大谷)翔平さんと一緒の舞台でやるという目標に変わりはない」と自身の最終目的地を改めて明言していた。

 とはいえ、必ずしも早期のメジャー挑戦を決心しているわけではない。NPB行き、スタンフォード大残留という複数オプションが残り、だからこそ来るべきMLBドラフトで現時点での佐々木にどのような評価が下されるかは余計に興味深い。

 スタンフォード大での2025-26シーズンの活躍が評価され、ESPNが5月中旬に発表したドラフト上位候補155人に選出され、153位にランクインした。単純計算でドラフト全体5〜6巡目に値する立ち位置が適切なのかどうかは判断が難しいが、先日メジャー昇格を果たしたホワイトソックス西田陸浮が11巡目(全体329位)だったことをふまえると、有力な指名候補であることは間違いない。

ADVERTISEMENT

 その一方で、ある米カレッジベースボール関係者が懸念材料を静かに指摘していたのも無視はできない。

「内野守備、走塁のことを考えると、評価は微妙かもしれない。違うプロリーグでしばらく経験を積むのもいいのではないか」

 結局のところ、MLBドラフトでの評価は、佐々木のパワーが得意でない部分を補って余りあると捉えられているか次第なのだろう。佐々木ももちろん自身の最大の長所が何であるかは理解し、その向上の度合いに自信を見せている。

「自分の中では、もちろん(本塁打、パワーが)間違いなく一番の売りになっていくと思います。ただ、なかなか全打席ホームランっていうのはできないのが野球です。その分、出塁であったりとか、フォアボールを選ぶことだったりとか、二塁打であったり、そういうところで補っていくかっていうのはすごく今年は意識していたところです。その中でホームラン自体が今年、去年に比べて倍以上増えたっていうことには自分の中では喜びはもちろんありました」

 アメリカでも通用してお釣りが来るほどの長打力、打席での辛抱強さ、人間性の素晴らしさにも裏打ちされた伸びしろをメジャーリーグのスカウトたちがどう見ているのか。自身を主観的にも客観的にも見ることができる聡明なスラッガーには、これからのキャリアの中で“審判の日”が何度かやってくるのかもしれない。今年は7月12、13日、フィラデルフィアで開催されるMLBドラフトもその中の一つ。アメリカで経験を積んだ佐々木にどのような評価が下されるか、それを受けて21歳がどのような決断をするか、目が離せない時間が続くことは間違いなさそうだ。

チェックを入れてボタンを押すだけ
Google検索
Number Webを見つけやすくする

関連記事

BACK 1 2 3 4
#佐々木麟太郎
#スタンフォード大学
#花巻東高校
#福岡ソフトバンクホークス
#城島健司
#西田陸浮

MLBの前後の記事

ページトップ