メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
米関係者「評価は微妙かもしれない…」佐々木麟太郎はMLBドラフトで指名されるのか? “いよいよ交渉解禁”ソフトバンク城島CBO「野球がうまいだけじゃない」
text by

杉浦大介Daisuke Sugiura
photograph byDaisuke Sugiura,AP/AFLO
posted2026/06/05 06:00
スタンフォード大2年目のシーズンを終えた佐々木麟太郎。現地視察に訪れたソフトバンク城島CBO(左)は、改めてポテンシャルを高く評価した
「練習の時にチームメイトが麟太郎の周りに寄ってきているかどうかとか、アウトになったときに一塁まで全力疾走しているかとか、そういうのがプレーヤーとして大事な部分。アウトになった打席の後に、守備のところで打撃のフォームをしたりして打撃を引きずってないかとか。我々の組織は、常に全力でやれることをやるプロの集団でありたいと思っています。彼は日本人で、他は外国人ですけど、それでも周りに人が集まるような、人間的にそういう選手じゃないとやっぱりチームの核にはなれないんですよ。野球がうまいだけじゃなくてね。そういうのは現場に来ないとわからない。そういった資質も、彼は持っているなと感じました」
もともと野球は他の競技に比べてゲーム数が多いのが特徴のスポーツであり、特にプロとなれば家族よりも長い時間をチームメイト、スタッフと過ごすことになる。そういった背景を考えれば、金の卵のキャラクター面が気になるのが当然。そして、姿勢の部分では佐々木は申し分がないのだろう。
フィールドで仲間たちと触れ合う姿を見れば、チーム内でも愛されていることは明白。登場曲に浜田省吾の「J.BOY」を使用する成熟した青年の魅力について、エスカー監督は絶賛を惜しまなかった。
ADVERTISEMENT
「リンタローはチームの中でも最も努力する選手の一人だ。すごく謙虚だし、自分が特別だなんて全く思っていない。これだけ才能のある選手が、あれほど一生懸命に取り組み、素晴らしい姿勢で毎日プレーしている姿を見ることで、チームメイトたちも大きな影響を受けていると思う。だから彼がうちのプログラムにいてくれたことを本当に幸運に感じているよ」
言語、文化の違う異国でも、佐々木の人間性への評価は極めて高いままだった。イギリスの世界大学評価機関「クラクアレリ・シモンズ」の2023年ランキングでは1位・マサチューセッツ工科大(米国)、2位・ケンブリッジ大(イギリス)に次ぐ世界3位の評価を得た名門大学での日々は、20〜21歳の多感な時期を過ごした日本人スラッガーにとっても貴重な時間だったはずだ。
スタンフォード大での経験を糧に、佐々木はもうすぐ重要な決断をしようとしている。


