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「本田圭佑みたいだ」衝撃発言から3年半…生意気な高校生が日本代表W杯戦士に「尖らなくなったら負け」慶応大休学→欧州移籍・FW塩貝健人21歳の挫折と野心
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安藤隆人Takahito Ando
photograph byKiichi Matsumoto
posted2026/06/01 11:05
W杯前、国内最後の強化試合となったアイスランド戦に途中出場した塩貝健人(21歳)。短いプレー時間ながら、相手に向かっていくギラついた目つきと強気の姿勢が期待を増幅させた
同年夏にオランダ1部のNECナイメヘンからオファーが届くと、横浜FMとの加入内定を解除。慶應大を休学し、サッカー部を退部して電撃加入。日本サッカー界でも珍しい、まさに異例の移籍となった。
強豪PSVアイントフォーフェン戦で移籍後初ゴールを決めた塩貝は、高校時代さながらセンタースポットでトライを再現した。今年1月に約18億円の契約解除金が発生しながらもドイツ・ブンデスリーガのヴォルフスブルクに移籍。今年3月には日本代表に初招集され、そして北中米W杯メンバーに名を連ねた。
一気に階段を駆け上がっていった姿を見て、J1デビュー前の言葉が蘇る。
本田圭佑と重なるビッグマウスの源流
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「自分の実力は自分が一番よくわかっている。今のままだとポテンシャルだけで終わる。でも、俺の良さは強気な姿勢。『尖り』がなくなったら俺は負けだと思っているので、敢えて尖った部分をどんどん出しています。要は大きいことを言って自分を鼓舞しているんです。もしその過程で躓いてしまうのだったら、自分は『そこまでの選手』ということですし、普通の選手になるためにサッカーをやっているのではないので。俺は俺であり続けます」
思えば、本田圭佑も20代前半の頃にこんなことを口にしていた。
「本当は俺、強がってるだけなんですよ。でも、思っていることは口に出さないと俺も本気になれない。だから言うんです」
ビッグマウスと評される選手は数多くいたが、プレーや結果が伴うケースはごく稀なこと。言葉に負けない実績を残したという意味で、本田は“本物”だった。塩貝もまた、そんな可能性を秘めた選手なのだろう。
W杯では、途中出場での切り札的な起用が予想される。だが、短い時間でも、むしろ限られた時間のほうが、この男がもつゴールへの嗅覚が活かされるかもしれない。
ゴールネットを揺すり、世界中のサッカーファンが見つめるなかで「歓喜のトライ」を決めるのか。尖りまくった気鋭のストライカーの魅力が、いよいよ全世界に発信される。


