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「本田圭佑みたいだ」衝撃発言から3年半…生意気な高校生が日本代表W杯戦士に「尖らなくなったら負け」慶応大休学→欧州移籍・FW塩貝健人21歳の挫折と野心
posted2026/06/01 11:05
W杯前、国内最後の強化試合となったアイスランド戦に途中出場した塩貝健人(21歳)。短いプレー時間ながら、相手に向かっていくギラついた目つきと強気の姿勢が期待を増幅させた
text by

安藤隆人Takahito Ando
photograph by
Kiichi Matsumoto
あの青年が一気に世界を駆け上がってW杯戦士になった。
2026年5月15日に発表された北中米ワールドカップに臨むサッカー日本代表の26名の中に、21歳のストライカー、塩貝健人の名前があった。その瞬間、西が丘サッカー場で受けた衝撃を思い出した。
「俺が高校サッカーで最高の選手だ」
今から3年半前、全国高校サッカー選手権大会の東京都予選準決勝。國學院久我山高校で10番を背負った塩貝は、この年のインターハイ準優勝に輝いた名門・帝京高校を相手に2ゴールを挙げて決勝進出に貢献した。試合後、塩貝が発した言葉が忘れられない。
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「僕は全国的にはほとんど無名の選手だと思うんですよ。でも、絶対に周りを認めさせる自信はあります。最後の選手権に出て、必ず全国に『東京にエグい奴がいる』と知らしめたいと思っていますし、今はできる自信しかありません」
いわゆる、取材慣れはしていない。だが、一見生意気に見られる荒削りな発言のどれもがエネルギーに満ちていた。言葉の力強さに圧倒されたのだ。
「(名前を)知られていないだけで、自分では『俺が高校サッカーで最高の選手だ』と思っています。それを(全国大会で)早く証明したいんです」
こんなに真っ直ぐで、そして強く鋭い眼差しを感じたのは、星稜高校の本田圭佑を取材したとき以来だったのかもしれない。
威勢のいい言葉だけにとどまらず、ピッチでのプレーにも迫力があった。前述の帝京戦は、ストライカーとしての魅力が存分に詰まっていた試合だった。ゴール裏でカメラを構える筆者が思わず前のめりになってしまうほど、塩貝は異質な雰囲気を放っていた。


