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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「歴史的采配ミスと言われたかも…」森保一監督が明かした“試す”選手起用の難しさ「反省はあります」…“89人→26人”選考のプロセスとは《W杯日本代表》
text by

木崎伸也Shinya Kizaki
photograph byJFA/AFLO
posted2026/05/19 11:06
森保一監督。歴史的なブラジル戦勝利の裏でも選手トライアルをしていた
2025年11月のボリビア戦では、後半22分から中村敬斗を「3―4―2―1」の左シャドーで起用した(中村、上田、町野修斗を同時投入)。これまで中村を左ウイングバックに置くことが多かったが、それとは異なるやり方である。じつは直前のガーナ戦でも、約7分間だけ中村を左シャドーの位置に置いた。
当然、この起用には狙いがある。
「いくつか意図があります。まず大きいのは、敬斗はウイングバックができますが、もう一つ前のゴールに近いポジションでも生きる選手かなと。ガーナ戦で少しやってもらいましたが短い時間だったので、ボリビア戦では左シャドーからスタートしてもらいました。
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そのうえでウイングバックもシャドーもやるんだという認識を持ってもらうということです。
(左ウイングバックでプレーしていた前田)大然を一つ上げて、敬斗をウイングバックで使うことも考えましたけど、前線のトップとシャドーを3人セットで交代することで、圧力を高めたいと考えました。前へ出る勢い、活力がメッセージになるかなと」
複数のポジションでプレーできる選手が多ければ多いほど、W杯で勝ち上がったときに多様な戦術を採用できるうえ、ターンオーバーもやりやすくなる。
「W杯に向けて、種まきをずっとやっているんですよ」
今夏、アメリカ大陸で大きな実りを手にするだろう。
5月28日発売の書籍『逆転監督 森保一』(著:木崎伸也)。2年半以上の徹底取材と複数回の本人インタビューから、森保監督の“したたかな勝負師”としての顔に迫った一冊

