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「KOじゃなくて殺してやる」高田延彦のローキックにバービックが激怒…「わずか2分52秒で試合放棄」Uインター“伝説の大荒れ試合”本当の舞台裏
text by

堀江ガンツGantz Horie
photograph by東京スポーツ新聞社
posted2026/05/16 11:04
髙田延彦のローキックに拒否反応を示すバービック
髙田の“キラーな一面”があらわれた試合
不本意な結末だったが、この試合では、それまで新生UWF時代の髙田からは感じられなかった凄みやキラーな一面が見られたことはたしか。そして、肋骨骨折という最悪なコンディションで、元ボクシング世界ヘビー級王者とのリアルファイトをクリアしたことは、髙田にとっても自信になったに違いない。
そして団体としても初のビッグマッチが、両国国技館に1万1000人(超満員=主催者発表)の大観衆を動員することに成功した。これで勢いづいたUインターは、翌年からさらに過激な企画を連発していくことになる。
70年代の猪木イズムを受け継ぎ、過激でスキャンダラスで無鉄砲。そんなUインターらしさの原点となったのが、髙田延彦とトレバー・バービックによる「格闘技世界一決定戦」だったのである。《第1回、第2回も公開中です》

