プロレス写真記者の眼BACK NUMBER

彩羽匠「10年間、負けずにやってきてよかった」女子プロレスの“苦境”を越えて…マーベラスが刻んだ歴史「日本武道館を目指します」長与千種が宣言

posted2026/05/11 17:04

 
彩羽匠「10年間、負けずにやってきてよかった」女子プロレスの“苦境”を越えて…マーベラスが刻んだ歴史「日本武道館を目指します」長与千種が宣言<Number Web> photograph by Essei Hara

Sareeeを倒してマーベラス10周年記念大会のメインイベントを飾った彩羽匠。来年は日本武道館に進出する。5月5日、横浜BUNTAI

text by

原悦生

原悦生Essei Hara

PROFILE

photograph by

Essei Hara

 マーベラスの彩羽匠とフリーランスのSareeeが、シングルでバチバチとぶつかり合った。

 マーベラス10周年記念大会は5月5日、横浜BUNTAIに満員の観衆を集めて行われたが、2人のAAAWシングル選手権は熱闘の末、彩羽がSareeeに師匠・長与千種譲りのフィニッシュであるランニングスリーからフォール勝ちした。

24分48秒の“2人にしかできない戦い”

 激しいエルボーの応酬、蹴りと踏みつけ、えげつない足殺し、サソリ固め、ニールキック、スワンダイブ、ジャーマンスープレックスでの投げ合い、マウントの取り合い、パワーボム、裏投げ、ヒザ、ハイキック……。「負けたくない」という意地とプライドがにじみ出ていた。24分48秒。そこには2人の世界があった。2人にしかできない戦いがあった。

ADVERTISEMENT

「Sareeeさん、彩羽匠が勝ちました。Sareeeさんはこの結果をどう受け止める? 私はあなたがいたから今ここまで来られた。あなたがいないとこの大会のメインを張れる人間にはなれてなかった。最高のライバルであり、最高のタッグパートナー。自分はそう言いたい。今回は自分が勝ったから堂々と言えます。スパーク・ラッシュ、もっと上を目指していきましょうよ。今、負けてどう思うんですか?」

 2人はスパーク・ラッシュという名のタッグチームを結成して1年になる。彩羽の問いかけにSareeeが応えた。

「7年ぶりのシングルマッチ、お互い待ちに待ったシングルマッチ。こんな大舞台でベルトかけて戦えた。私は本当に本当に、負けて無茶苦茶悔しいんだよ。無茶苦茶悔しいけれど、彩羽匠、あんたの強さを今日痛いほど実感したよ。次戦ったときは絶対負けないから。私はそのためにもっと強くなる。強さを求めてこのプロレス界で生きていくよ。最強の最高のライバルでいてくれてありがとう、そしてスパーク・ラッシュとして隣に立ってくれてありがとう。これからもよろしく」

【次ページ】 長与千種が言った「日本武道館を目指します」

1 2 3 4 NEXT
#彩羽匠
#Sareee
#長与千種
#ライオネス飛鳥
#クラッシュ・ギャルズ

プロレスの前後の記事

ページトップ