プロレス写真記者の眼BACK NUMBER
「もうやめよう」一度はプロレスラーをあきらめて…南小桃23歳がマリーゴールドで輝くまで「高く飛びたくなっちゃいました」奉納プロレスで驚異のダイブ
posted2026/05/13 17:01
「岩谷麻優さんからベルトを取りたい」マリーゴールドで急成長中の南小桃。“泣き虫”な23歳が高く飛べる理由とは
text by

原悦生Essei Hara
photograph by
Essei Hara
岩谷麻優にファイトスタイルが似ていると評判のレスラーがいる。マリーゴールドの南小桃、23歳だ。リングネームにしか思えない名前は本名だという。
“南の国からやってきたリアルピーチ”は福岡県福岡市の生まれだ。デビューからまだ2年も経っていない。
「恥ずかしがり屋でした。学校の発表で当てられたら大泣き、みたいな。保育園から友達はいっぱいいました。女の子とおままごとというより外で男の子とずっと遊んでました。木登り、ドッジボール、野球、サッカー……。めっちゃ木登りが得意で、団地の家の下のどでかい木に上がって、そこで友達と話してました。小さいくぼみみたいなところに、ちょっとずつ足をかけて登るんです」
福岡で育った南小桃がプロレスラーになるまで
ADVERTISEMENT
小桃はずっと福岡で育った。
「福岡って観光スポットはあまりなくて、私にとっては“ご飯がおいしいところ”という感じ。『ごはん何がいい?』って聞かれたら、即答でもつ鍋! それにかしわ飯。実家でもつ鍋を作ると、母が冷凍して東京に送ってくれます。それに枝豆が大好物。ご飯に行くと、みんなから『枝豆は頼んでおいたよ』って。そら豆も大好き。ビール飲みます。味とかわかりませんが、冷たければいい。レモンサワーの方がいいかな。お酒を飲んでると、みんなに驚かれる。コンビニではお酒を買う時にいつも年齢確認されます。うどんはコシのあるほうが好き。パスタも、明太パスタが好き。なんでも食べますが、ゆずがちょっと苦手です」
話は中学から高校時代に遡る。
「習いごとでエレクトーンは保育園から9年やってました。金賞を取ったこともあります。吹奏楽は中学1年で始めて、2年の時にすぐやめました。やっていたのはトランペット。高校は楽しくなかったです。友達が子供産んだり、結婚して退学しちゃって。仲のいい子がいなくなってしまって、学校が終わったらすぐバス停に走って家に帰りました」
高校を卒業すると、小桃は専門学校に進んだ。
「栄養士の専門学校に行っていたんですが、単位が足りなくてやめました。友達と近くのフードコートでしゃべっていて時間を見ずに戻ったら、昼休みの後の授業がもう終わっちゃって」



