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「KOじゃなくて殺してやる」高田延彦のローキックにバービックが激怒…「わずか2分52秒で試合放棄」Uインター“伝説の大荒れ試合”本当の舞台裏
posted2026/05/16 11:04
髙田延彦のローキックに拒否反応を示すバービック
text by

堀江ガンツGantz Horie
photograph by
東京スポーツ新聞社
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「その後、今度は髙田さんが事務所に来たんだよね。それで『あれ、どうしたの? 3人揃ってお通夜みたいになっちゃって』って言うから、『試合をやるべきか話し合ってたんです』って伝えたら、『やるに決まってるじゃん。やんなきゃUインター終わりだよ』って。『だって肋が……』って言っても『大丈夫だよ。大丈夫』って。
こうしてバービック戦は決行することになったんだけど、髙田さんにもしものことがあっちゃいけないから、当日は救急ドクターにも待機してもらってね。宮戸ちゃんは髙田さんに『パンチがちょっとでもかすったら倒れちゃってください。そのまま負けで、救急車で運びますんで』って言ってたから」(鈴木健)
「俺の下半身を攻めたら、ヤツは後悔する」
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試合7日前の91年12月15日、後楽園ホールで『格闘技世界一決定戦』公開スパーリングが行われたが、髙田、バービックともに「相手に手の内を見せたくない」ということで中止。髙田とバービックはそれぞれインタビューに答えただけだったが、髙田が練習を公開できなかったのは、肋を骨折していたためだったのだ。
この時のインタビューでバービックは「俺は世界チャンピオンだ。激しい闘いになるだろうが、その場に賭ける自信を俺は持っている。これは戦争なんだ!」と威勢よく語っていたが、気になる発言もあった。
「上(半身)への攻撃が全部よけられるのは当然さ。でも俺だって、下を攻められたらクレイジーになる。俺の下半身を攻めたら、ヤツは後悔することになるだろう」
この日発表された格闘技世界一決定戦のルールでローキックは禁止行為に入っていなかったが、バービックは拒絶反応を示していた。そして、これが最悪の結果を招いてしまう。

