テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER

「きょうはオオタニから打撃練習したいと」大谷翔平“投手専念と打撃不振”現状にコーチがポツリ…今年で32歳「長く二刀流を」ドジャースでの今後は

posted2026/05/12 19:08

 
「きょうはオオタニから打撃練習したいと」大谷翔平“投手専念と打撃不振”現状にコーチがポツリ…今年で32歳「長く二刀流を」ドジャースでの今後は<Number Web> photograph by AP/AFLO

今季の大谷翔平は「投手専念」という起用法が増えているが、果たして今後はどうなるか

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柳原直之(スポーツニッポン)

柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara

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「投手専念」のケースが増えているドジャース大谷翔平について、長年取材している番記者の視点でどのように見えているのか。〈NumberWebレポート〉

でも、大谷はやっぱり二刀流ですよね

 2015年か2016年頃だった。

 大谷翔平が当時在籍していた北海道日本ハムファイターズの担当記者時代。札幌ドームの記者席で隣に座っていた他社の先輩記者とたまにこんな会話をしていた。

「投手と打者、どちらの大谷が好きですか?」

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 その時々の大谷の活躍具合で答えは微妙に変わっていたが、結論はいつもこうだった。

「でも、大谷はやっぱり二刀流ですよね」

 160キロを超える剛速球を投げる投手は今後出てくるかもしれない。飛距離150メートルの打球を飛ばす打者も出てくるかもしれない。ただ、同時に投打両方をやってのける選手は過去におらず、将来的にも出てこないのではないか。その唯一無二のパフォーマンスにとてつもない魅力を感じているのは当時から私たちだけではなかっただろう。

 その後、大谷以外でも佐々木朗希がロッテで完全試合達成や160キロを連発し、村上宗隆もヤクルトで5打席連続本塁打や史上最年少で三冠王を獲得するなど数々の歴史的なパフォーマンスを披露したが、二刀流は日米含めていまだ一軍のプロレベルで見ることはできていない。

 今季の大谷は、日本時間5月12日時点で3度、登板時にDH出場せず投球に専念している。デーブ・ロバーツ監督によれば、4月15日の本拠地メッツ戦は2日前に右肩甲骨付近に死球を受けた影響という説明だったが、その後の4月28日の本拠地マーリンズ戦、5月5日の敵地アストロズ戦と続き、今季は「投手専念日」を戦略の一つに組み込んでいることがうかがえる。

健康なら二刀流こそ大谷では

 手前味噌で恐縮だが、5月13日付のスポニチで「大谷の投手専念日検討」を報道した。ブランドン・ゴームズGMが単独インタビューで「投げる日にDHで出場しない、という選択肢は十分ある。負担を考える意味でも話し合うべきテーマ。議論をしなければいけない」と語ったことを大きく掲載した。ただ、執筆した私でさえ、まさかこんなに早く実現するとは思ってもみなかった。

【次ページ】 音声レコーダーで聞いて気になった“大谷の言葉”

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