テレビに映らない大谷翔平:番記者日記BACK NUMBER
「ムネは要所要所で連絡を」ドジャース大谷翔平が登板直後、村上宗隆と岡本和真を思いやり…相手チーム約20人が“熱視線”フリー打撃で感覚のズレ修正
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柳原直之(スポーツニッポン)Naoyuki Yanagihara
photograph byNaoyuki Yanagihara
posted2026/04/09 11:01
ガーディアンズ戦後、取材に応じる大谷翔平。投手として2022年以来となる規定回数到達を目指すシーズンとなる
許した安打は4回にリース・ホスキンスに浴びた二塁打のみ。直球の最速は99.2マイル(約159.6キロ)を計測し昨季から続く連続イニング無失点を自己最長の22回2/3まで伸ばした。6回1安打無失点、6奪三振の好投で今季初勝利。投手としてABSを初めて体験したが「見る方もやる方も、審判の方にとっても全体的に良いと思う。いつどのタイミングで(チャレンジが)出るのかは凄く楽しみ」と言った。ボールが2度、ストライクに覆り、打者からチャレンジされた1球は、判定通りのストライクと、3度も成功した。
前述した通り、昨季はノーワインドアップ時に投手板の真ん中を踏んで投げていたが、今季は一塁側。腰への負担が軽く、右打者の内角に食い込むシンカーはより角度がつくメリットがあり「球の動き、体の負担も含めて、そっちの方が、今のところ合っている」と説明した。
理想形は4年前…投打ダブル規定到達を
日本投手初のサイ・ヤング賞を見据える、3年ぶりの二刀流開幕。「2022年が一番ベストなシーズンだった」と、投打で「ダブル規定」に到達した4年前を理想形に挙げ「今年しっかりとまた(ダブル規定到達を)達成できるように努めたい」。シーズン初登板での勝利は8年ぶりで、3月中の初勝利はメジャー9年目で初めてだった。
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打者でも1安打2四球で自己最長に並ぶ36試合連続出塁を記録した。大谷は「感覚的に四球を選べているっていうのは、バッティングスタイルとして良かったのかなとは思っている」と語った。
3回に四球を選び、昨季から続く連続試合出塁を自己最長に並ぶ36に伸ばした。5回も四球を選び、7回には左腕コルビー・アラードの内角のカーブを引っ張り2試合連続安打となる右前打を放った。
ただ、開幕から5試合で22打席に立ち、15打数3安打、打率.200で長打は1本もない。「甘い球を振りに行った時に、一番自分が望んでる結果にはなっていないので、そこは少し感覚のズレがあるのかなとは思ってます」と語り、本来の調子でないことは自身が一番分かっている。
健康で終えれば、2人とも良いシーズンに
後輩たちに負けるわけにはいかない。WBCを共に戦った移籍1年目のホワイトソックス村上宗隆、ブルージェイズ岡本和真の開幕からの活躍が刺激になっている。

