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「カイシュウはエンドウを凌ぐ」「ミトマがMVP」イングランド戦全選手&森保監督をブラジル記者が採点「ギャンブル的モリヤス采配…大したものだ」
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沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byJFA/AFLO
posted2026/04/03 19:19
イングランド戦の日本代表スターティングイレブン。ブラジル人記者が採点した
「右の伊東純也は6.0点。守備では貢献したが、攻撃ではあまり特長を出せなかった。左の三笘は7.0点。相手守備陣にとって最大の脅威となっていた。彼をこの試合の最優秀選手に選びたい。後半35分から出場した鈴木唯人と町野修斗は、いずれも6.0点。上田はポストプレーで頑張っていたが、CBとの1対1で劣勢で、決めるべきシュートを外した。6.0点。途中出場の小川航基は、持ち味を出せなかった。6.0点」
――森保監督は?
「2018年の監督就任以降で、最高の試合の一つ。ここまでチームを成長させてきたことに敬意を表したい。7.5点」
W杯メンバー入りのサバイバルも興味深い
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――3月28日にグラスゴーのハムデン・パークで行なわれたスコットランド戦(日本が1−0で勝利)も、簡単に振り返ってください。日本の先発は、GKが鈴木彩艶、最終ラインが右から瀬古、渡辺、伊藤、ボランチが藤田譲瑠チマと田中で、ウイングバックが右が菅原、左が前田大然、シャドーが右が鈴木唯人で左が佐野航大、CFが後藤啓介でした。
「GK鈴木彩艶以外は、現時点では控え。3日後のイングランド戦にAチームを送り出す、という森保監督の意図は明らかで、選手にとってはW杯メンバー入りへのサバイバル戦だった。ただし、後半17分以降にレギュラーを次々に投入した」
――前半9分、スコットランドに右サイドを破られてマクトミネイにヘディングシュートを打たれたが、GK鈴木彩艶が見事な反応で防いだ。
「もしこれが入っていたら、試合は相手ペースになっていたはず。極めて貴重なセーブだった」
超攻撃的システム…ギャンブル的交代、大したものだね
――その後は日本が概ねボールを握って優勢だったが、なかなか点が取れない。すると後半33分、森保監督は藤田と田中の両ボランチを下げてFW塩貝健人とMF鎌田を入れ、鎌田の1ボランチとした。純粋なDFは最終ラインの3人だけで、7人が攻撃的な選手という超攻撃的布陣でした。
「これには驚いたね。もしこれで失点して負けていたら、森保監督は痛烈に批判されていたはず。でも、彼は終盤にどうしても得点が必要な場面を想定してテストをしたのだと思う」
――何と大胆な。でも、この布陣が効果を発揮します。6分後、左サイドを崩し、鈴木淳之介の見事なオーバーラップからのクロスを塩貝が左足で落とし、伊東がDFをかわして決めた。

