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「100億円ももらったら、どう変わりますか?」菊池雄星は侍ジャパン後輩たちの“ド直球”質問にどう答えた?「昔の自分を見ているようで可愛かった」 

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小西慶三

小西慶三Keizo Konishi

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photograph byYukihito Taguchi

posted2026/04/01 17:02

「100億円ももらったら、どう変わりますか?」菊池雄星は侍ジャパン後輩たちの“ド直球”質問にどう答えた?「昔の自分を見ているようで可愛かった」<Number Web> photograph by Yukihito Taguchi

メジャー8年目、34歳にして初めてWBCに出場した菊池雄星が侍ジャパンで感じた変化とは?

 現在の米球界では技術指導者とトレーニングを管理する者、チームとしての戦略や戦術をマネジメントするコーチと役割が分業化されているだけでなく、それぞれの担当者による情報共有が当然のように行われている。その点での比較はどうなのか。

「西武やソフトバンクでは外部の、プロ経験がない技術コーチを入れ始めています。結局、選手のパフォーマンスが良くなることが大事ですし、情報はやっぱり多いほうがいい」

 例えば日本の球団で一軍に中継ぎ、先発を含めたピッチャーが13人登録されている場合、2、3人の投手コーチが全員の状態や改善点を把握するのは難しい。そこでアウトソーシングした技術の専門家によるサポートがあれば、より良い環境になる。菊池は続ける。

メジャーの専門家活用スタイル

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「もう一歩踏み込んで言えば、日本でも外部コーチと選手の所属チームが話し合うところまでいけたら良いのではないでしょうか。アメリカではZoomミーティングをチームのコーチと外部指導者が一緒にします。球場に個別の技術コーチを呼んで、所属チームの担当コーチとオフシーズンの練習についてとか、その選手の幼い頃からのスタイルについて話をしたりする。そういうオープンな関係も、選手のパフォーマンスが良くなるためにあるものです」

 若い選手たちの意識は変わった。所属球団の取り組みや理解も少しずつだが、変わってきた。そんなプロ野球界の環境変化を肯定的にとらえる菊池だが、一方で危機感も口にした。アスリートとしての身体の強さとそのための取り組み、いわゆるフィジカルに対する意識の日米格差は想像以上に大きかったという。

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