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大谷翔平が一度NG「やっぱダメだな。もう1回考えて」日本ハム・北山亘基(26歳)はなぜ愛されるのか? 真面目な北山が“お茶ポーズ”を生み出すまで 

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佐藤春佳

佐藤春佳Haruka Sato

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photograph bySankei Shimbun

posted2026/03/08 11:01

大谷翔平が一度NG「やっぱダメだな。もう1回考えて」日本ハム・北山亘基(26歳)はなぜ愛されるのか? 真面目な北山が“お茶ポーズ”を生み出すまで<Number Web> photograph by Sankei Shimbun

試合前の円陣でお茶を点てるポーズをする北山亘基(26歳)

「北山さんは真面目です。でも真面目が故に、やはりみんなが違う一面を引き出したいんじゃないですかね」

 3年前の宮崎合宿では、最年長のダルビッシュ有投手(パドレス)が、人見知りでなかなか輪に溶け込めなかった宇田川優希投手(オリックス)を旗印に「宇田川会」と名付けた食事会を開き、チームの結束を高めた出来事もあった。ケースは違うが、真面目で博識な北山をあえていじる大谷や鈴木もまた、メジャー組と国内組の垣根を越えて仲を深めたい思いがあるのだろう。

ルーキーなのに“いきなり開幕投手”

 北山は“本業”でも大役を担っている。初戦の台湾戦では6回から4番手として登板し、1イニングを無失点に抑えた。所属の日本ハムでは先発ローテの軸を担うが、プロ1年目にはリリーフとして55試合に登板し9セーブを挙げており、ユーティリティーな対応力は証明済み。故障による辞退者が続出したブルペン陣には不安要素も多く、今後は試合終盤の重要な局面でリリーフを託される可能性が高い。

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 日本ハムのチームメートである伊藤大海投手は、グラウンド内外とも注目が高まる北山についてこう話す。

「(注目が集まっている状況に)僕は全く驚かないというか……。彼の取り組みというのは本当に凄いものがある。それだけの準備を長い時間かけてやってきているので、僕自身も彼にすごく期待していますし、負けない活躍をしたいと思っています」

 そういえば、ルーキーイヤーの2022年には、二軍キャンプを視察した新庄剛志監督に抜擢されて一軍昇格を果たし、いきなり開幕投手の指名を受けたのがこの北山だった。新庄監督といい大谷といい、スーパースターに見初められ大役を担うのが宿命なのか――。

 台湾戦後のミックスゾーンでは、取材に対応している北山の後ろを通り過ぎた大谷が背中をポンと叩きながらニヤリと笑いかける場面があった。

「大谷さんのおかげで浸透してくれたかなと。考えた身としては、ちょっと一安心。かなりダイヤモンドがかき回されたので、いいお茶がいっぱい点ったと思う」

才気に溢れた26歳は、大会連覇へのキーマンになりそうだ。

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