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デュアルモーグル「奇跡の癒しシーン」“パパ友表彰台”家族大集合はなぜ実現? 銀メダル堀島行真が明かす「スキーを離れれば父親同士の仲」
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矢内由美子Yumiko Yanai
photograph byNanae Suzuki/JMPA
posted2026/03/08 17:00
ミラノ五輪最大のほっこり瞬間、デュアルモーグルのメダリスト家族が全員集合した「パパ友表彰」はいかに実現したのか、当事者の堀島が語った
キングズベリーはデュアルモーグル後の記者会見で「スキーについて話す代わりに、僕たちはほとんど同じ年齢の子どもたちについて話します」と言って笑顔を見せた。グレアムも「同じ父親である2人、そしてとても仲の良い友人2人とこの瞬間を共有できることは本当に特別なことです」 と喜んでいた。
また、会見では、今回のミラノ・コルティナ大会が最後の五輪になると語っているキングズベリーから、「次はイクマだ」と指名を受けたような雰囲気が漂っていた。
キングズベリーから託されたバトン
モーグル界では、バンクーバー五輪とソチ五輪を連覇したカナダのレジェンド、アレックス・ビロドーがソチ五輪を最後に引退し、次の平昌五輪からキングズベリーが金メダルを獲るようになった。今度はそのキングズベリーが去る。
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「モーグルは強い人が退いていくとまた強い人が現れる、というサイクルになっていると感じます」
そう語る堀島が「次の金メダルは譲れない」と考えるのは自然なこと。そのうえで堀島はこのように覚悟を示している。
「その気持ちはもちろん強いですから、プレッシャーにもなると思いますし、自分のパフォーマンスの邪魔になってくる可能性もあると思います。ただ、そういう思いで4年間やっていけば、それがまた強い気持ちと準備力につながっていくと思います。今回、銅メダルの景色、銀メダルの景色で見た悔しさは、明日からの強いステップにつながっていくと思っています」
4年後のフランス・アルプス冬季五輪でも再び父として、今度は表彰台の真ん中に立つ。そこから見える景色を堀島は楽しみにしている。


