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サムライブルーの原材料BACK NUMBER
「ファウルだろ!」「ふざけたロスタイム」松木安太郎の“松木節”解説はなぜ生まれたか「W杯優勝には選手だけじゃない、すべての力が必要」
text by

二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byYuki Suenaga
posted2026/03/02 11:01
本当に松木さんは今回のW杯で解説しないのか? W杯解説に込めた熱すぎる「本気」を、本人が熱く語る
日韓大会の担当試合はチュニジア代表戦で、ワールドカップ解説初勝利を手にした。セレッソ大阪監督時代に指導した森島寛晃がゴールを奪うと、思わず声を張り上げた。だがこれ以降、担当試合では勝てていない。
自分も代表に合わせてコンディショニング
ドイツ大会、気温30度超えとなったクロアチア代表戦はスコアレスドローに終わり、南アフリカ大会は強豪オランダ代表に0-1敗戦。ブラジル大会はコロンビア代表に1-4と大敗を喫した。ロシア大会はセネガル代表に2-2と引き分け(録画放送)、先のカタール大会はコスタリカ代表の堅守に苦しんで0-1と敗れている。このときも「ドイツに負けてコスタリカに勝ったと思えばいい」と常にポジティブであろうとし、日本代表の背中を押そうとしている。
日本代表の試合に自分もコンディションを合わせていくことを旨とした。ジョギング、膝を悪くしてからは朝の散歩やプールを日課にしている。
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「南アフリカは治安上の問題もあって(宿泊ホテルの)警備が厳重で外に出られないから、プールの周りを走ったりしていたかな。困ったのがブラジル。ホテルにプールがついていなくて参ったなと思ったら『隣のホテルにある』と。行ってみたら3mくらいの小さいプールでね。30往復くらい泳がないといけなかった。日本代表のみんなが頑張って戦っているんだから、自分もそんなことで負けちゃいられなかったね」
忘れがたきW杯日本代表戦
中継がなくとも会場に足を運んで日本代表の試合を見届けた。最初のアルゼンチン代表戦以外に忘れられない試合が2つあるという。
1つが南アフリカ大会のラウンド16でパラグアイ代表にスコアレスのまま120分間を終え、PK戦で負けてしまったゲーム。松木とコンビを組むテレビ朝日の吉野真治アナウンサー(FC町田ユース出身)が、ある番組内で試合後に号泣していた松木のエピソードを明かしている。


