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5位転落、韓国でも再燃…カーリング女子“選考問題”「野球やサッカーのようにベストメンバーを選ぶべき?」韓国が報じた“2勝7敗”フォルティウスへの見解
posted2026/02/23 06:15
最終戦でカナダに敗れ準決勝進出を逃したカーリング韓国女子代表・京畿道庁
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キム・ミョンウKim Myung Wook
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AP/AFLO
ミラノ・コルティナ五輪のカーリング会場に、悲痛な泣き声が響いた。
「これが最後にならないことを願っていたのに……。今はまだ、感情が調整できず、心を落ち着かせている最中です」
スキップのキム・ウンジは、溢れる涙を拭おうともせず、かすれた声で絞り出した。
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現地2月19日に行われた予選リーグ最終戦で、カーリング韓国女子代表の「京畿道庁」は、強豪カナダに7-10で敗れた。通算成績5勝4敗。準決勝進出の条件である4位以内にわずか一歩届かず、総合5位。彼女たちの初めての五輪は、あまりにも残酷な幕切れとなった。
かつて「チーム・キム」が2018年平昌五輪で銀メダルを獲得し、社会現象を巻き起こした韓国カーリング。今大会、その「伝統」を継承しつつ、全く異なるスタイルを提示した彼女たちの戦いは、韓国メディアとファンの目にどう映ったのか――。そして、日本同様に「代表選考」という新たな議論の種はあるのか?
「5G」痛恨の涙
韓国メディアの報じ方は、結果への落胆よりも、選手たちの健闘ぶりを称えるものが目立った。『SPOTVニュース』は「常に笑顔の美貌軍団、最後は痛恨の涙」との見出しを掲げた。
今大会の韓国チームの愛称は「5G」。キム・ウンジ(スキップ)、キム・ミンジ(サード)、キム・スジ(セカンド)、ソル・イェウン(リード)、ソル・イェジ(リザーブ)で構成され、メンバーの名前やニックネームがすべて「ジ」で終わることから「5G」との愛称がつけられた。
従来のストイックなイメージとは一線を画し、次世代通信のスピード感に重ねた愛称の通り、明るくスピーディーな展開を身上としていた。「Have Fun(楽しもう)」というスローガンの通り、作戦タイムでも笑顔でコミュニケーションを取り、開催国のイタリアや強豪スウェーデンを撃破する姿は、K-POPグループのような華やかさと相まって、ファンの視線を釘付けにしていた。
しかし、勝負の神様は最後の一歩で背を向けた。準決勝をかけたカナダ戦、4-4の同点で迎えた第6エンド。後攻のカナダに4点のビッグエンドを許したのが致命傷となった。

