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フォルティウスは2勝7敗で敗退も「技術的な差はそれほどない」カーリング現地解説者が感じた“世界トップとの違い”「強いチームはそこが上手い」
posted2026/02/22 12:00
カーリング女子日本代表・フォルティウスのスキップ吉村紗也香。ドローショットの精度に苦しんだが、中国戦では成功率90%をマークした
text by

曹宇鉉Uhyon Cho
photograph by
Tsutomu Kishimoto/JMPA
吹っ切れていた中国戦「ポイントは第2エンド」
――現地で五輪の解説を務めてこられた立場として、カーリング女子日本代表の最終戦をどのような気持ちで見つめていましたか?
石崎琴美(以下、石崎) とにかくもう、最終戦は勝って終わってほしい、努力が報われてほしいなと。ただただそれだけを願っていました。
――その中国戦では、中盤に追いつかれながらも引き離す展開に。勝因はどこにあったのでしょうか。
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石崎 まず、会場に入ってきたときの雰囲気がよかったですね。「これで最後だ」と吹っ切れていたというか。ポイントになったのは第2エンドだと思います。相手に1点を取らせたエンドなんですが、まず1~6投目までの形が悪くなかった。中国のドローがTライン(ハウスの中心を走る横線)よりも奥にいって、そこに吉村(紗也香)選手の1投目でフリーズ。このショットがよかったですね。ウェイト、ジャッジ、コール、スイープ、すべてが噛み合わないと決まらない一投です。おそらく、あそこで「今日のウェイトはこれだ」という感覚を掴めたのでは。出だしからすごく調子が良さそうだなと感じました。
――第3エンドは後攻で2点、さらに先攻の第4エンドでも2点スチールを決めました。
石崎 5エンド目に3点は取られていますが、これまでの試合のようなミスではなく、本当にわずかな石の置き位置のミスと相手のナイスショットで3点を取られているだけ。スコア的にタイでハーフエンドを迎えられたのは、メンタル的にもよかったと思います。
――前回、石崎さんが課題として挙げていた終盤も安定感がありました。

