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オリンピックへの道BACK NUMBER
ずさんな表彰台→スケート靴の刃こぼれ「日本の抗議は当然だ」ミラノ五輪フィギュアで起きた“大問題”のナゼ…じつは浅田真央も直面した「ブレードの異変」
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松原孝臣Takaomi Matsubara
photograph bySunao Noto/JMPA
posted2026/02/12 17:12
フィギュア団体の表彰式後に物議を呼んだ“刃こぼれ問題”の論点とは?【全2回】
ブレードは定期的にメンテナンスされる必要があり、そのための職人たちがいる。複数名取材する機会があり、また彼らのもとを訪れた選手とのやりとりも目にしてきた。
エッジの部分に違和感があると、選手はスケーティングはむろんのこと、ジャンプやスピンなど至るところで感覚に狂いが生じること、だからちょっとでも変だと思えばメンテナンスをお願いするくらい、繊細に感じ取り、影響することが伝わってきた。
浅田真央“あのソチ五輪”でも、同様の事件が…
それくらい深刻な今回のアクシデントに、すぐさま思い起こす出来事もあった。2014年ソチ五輪でのことだ。
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このとき、浅田真央がショートプログラムで失敗が相次ぎ、16位と予想外の順位に終わった。それでも迎えたフリーでは渾身の演技で挽回した大会として、多くの人に強く記憶されている。
当時、ショートの失敗は「重圧」「緊張」といった言葉で分析されることも珍しくなかった。
だがじつは、浅田は試合を迎えるにあたり、調整で難を抱えていた。〈つづく〉
