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日本代表22歳DFがCLバルサ戦で「ボランチなの!?」「レバンドフスキに頭1つ飛び出て空中戦勝利」超ポリバレントな鈴木淳之介にカメラマン驚き
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中島大介Daisuke Nakashima
photograph byDaisuke Nakashima
posted2026/02/03 17:00
CLバルサ戦に出場した鈴木淳之介。PK献上、チームは大敗したものの潜在能力の高さを見せる場面はあった
バルサの賛歌であるイムノが終わると、UEFAアンセムに合わせて両選手が入場してくる。
半地下から登るようにカンプ・ノウのピッチに足を踏み出す鈴木の表情は、冷静で静かに燃やす闘志を感じさせた。バルサのメンバーにカメラを向けると、スペイン代表を筆頭にフランスやブラジルと様々な代表選手が並ぶ。ただ残念なことに、中盤の要であるペドリとデヨングを怪我と累積警告により欠いていた。
あれ、ボランチなの!? と思うほどのポリバレント性
キックオフの笛が鳴る。まずすべきことは鈴木のポジションを把握することだった。
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CL公式アプリ上では中盤起用が予想されており、これに加え、前節ナポリ戦では守備的な3つのポジションをこなしていた。
鈴木のポリバレント性能の高さから予測は困難だった。
レンズ越しの鈴木は、3バックの真ん中にポジションを取りレバンドフスキをマークするようだった。そう思ったのも束の間、ピッチ中央をドリブルでボールを運ぶ姿があった。
あれ、これはボランチなのか?!
そんなことを思案していると、前半4分、コペンハーゲンがまさかの先制点を奪ってみせた。鈴木が大きな雄叫びを上げながら歓喜の輪に加わる姿を撮影できた。
驚異的ジャンプにリベロ的な持ち運び…戦術の中で機能
ここからはバルサが支配する時間が続いていく。
その中でやはり鈴木は、3バックの真ん中にポジションを取り、レバンドフスキとの激しいポジション争いなど守備に重きを置く。対人の強さや、頭1つ飛び出すほどの驚異的なジャンプ力で相手を跳ね返して空中戦に勝利する場面もあった。
それだけではない。ゴールキックの際には1列ポジションを上げてボランチ的な動きを見せ、またスローインの受け手となりつつボールを持ち運ぶ。その姿はリベロのようでもあり、チーム内でも鈴木を機能させるための巧みな戦術が見てとれた。
またアップの際の寡黙な印象とは変わり、積極的にコミュニケーションを取る姿も頼もしく映った。
バルサに目を向けると、攻勢を強めながらもペドリとデヨングを欠いた中盤はノッキングを起こし、ヤマルまでボールを送ることができずに効果的な攻撃を構築できなかった。








