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ケガ人続出のサッカー日本代表「10代でW杯出場」が狙える序列…なぜ佐藤龍之介19歳は“走れて上手い”現代型MFになれたか「キレが他人と違う時が」
posted2026/01/19 17:02
2025年、日本代表デビューをはじめ大活躍を見せた19歳、佐藤龍之介。彼のプレースタイルを形作ったこれまでとは
text by

ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph by
Kiichi Matsumoto
南野、鎌田、久保…ケガ人続出の日本代表だが
走っているときの脚の回転が速すぎて、車のタイヤみたいになる――。
マンガでよく見る、そんな描写を現実の世界で見せている選手がいる。佐藤龍之介だ。
2025年6月、日本代表のインドネシア戦のピッチに立った佐藤は、香川真司を抜いてW杯最終予選の最年少出場記録を更新した。
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この試合はW杯予選突破を決めたあとで、新戦力発掘の場だった。しかし、11月の代表戦でもピッチに立つチャンスを勝ち取った。佐藤は、1998年フランス大会の小野伸二以来、史上2人目となる「10代でのW杯出場」も十分にうかがえる序列にいると評しても過言ではない。
しかも、昨年末に鎌田大地と南野拓実、そして1月18日の試合で久保建英まで負傷してしまった。メンバー発表前最後となる3月の親善試合ではトップ下(シャドー)を任される主力が最大3人も欠場する可能性すらある。それだけに、佐藤のような若手の台頭は優勝のために必要不可欠だ。
そんな彼が、ボールを持っている相手選手に対して、プレッシャーをかけにいく様は圧巻だ。小刻みに足を回転させて相手に迫っていく。スピードを落とすことなく、その動きを何度も繰り返せるのも大きな魅力である。実際、昨年5月にファジアーノ岡山の試合を視察した森保一監督もこんなコメントを残していた。
「佐藤選手を見てくれと複数の方から言われました。非常に良い選手だと思うし、上手くてハードワークができる『現代型』の選手だと思います」
〈現代型〉というのは言いえて妙だ。現代サッカーでは、攻撃と守備がシームレスにつながっているからだ。
香川真司を彷彿とさせる“守備論”とは
もちろん、自分は攻撃的なポジションの選手だという自負が佐藤にはある。

