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箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
全国女子駅伝で「衝撃の14人抜き」ランナーも!?…箱根駅伝の王者・青学大に“最強女子高生”ランナーコンビが進学の異例「自分たちが伝統を作っていく」
text by

和田悟志Satoshi Wada
photograph bySatoshi Wada
posted2026/01/16 06:02
女子長距離では実績のない青学大への進学が報じられた立命館宇治高の芦田和佳(左)と須磨学園の池野絵莉。いずれも高校トップ級ランナーだ
一方の池野は5区に登場。兵庫県チームは2区の田中希実の快走もあって優勝争いを繰り広げていたが、4区でトップと45秒差の4位に後退していた。
「積極的に行かないといけない区間だと思っていたので、あまりペースを気にしすぎずに、下りを利用してしっかり突っ込むことを意識して走りました」
前半から積極的にレースを進め、2人を抜いて2位に浮上。区間2位の快走で先頭に15秒差に迫った。
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「区間賞をしっかり取れる走りをしていたら、結果も違ってきたかなと思います」
チームは2位に終わり、悔しさを口にしていたものの、与えられた持ち場で十分に力を発揮したと言えるだろう。
どんな実力者であっても、駅伝ではレース展開次第で持っている力を発揮しきれずに終わることもある。この2人は、悪い流れに傾きかけたなか、きっちりと力を示した。まさに“駅伝力”のある選手と言っていい。
1月8日に行われた箱根駅伝の優勝報告会の後に、原晋監督に女子駅伝の強化について尋ねてみると、こんな回答だった。
「女子駅伝の強化の詳細につきましては、新年度に入って、その強化の背景だったり、思いだったり、そういったものをお知らせします。ただ、強化がスタートするということだけは事実でございます」
こう述べただけにとどめた。
「すごくレベルの高い学校なので…ワクワクします」
とはいえ、実績がないにもかかわらず、高校長距離界のトップ選手が2人も同時に入学するのだから、大きな注目を集めるのは当然のことだ。見る者をもワクワクさせるチャレンジとなりそうだ。
それは、新しい扉を開こうとしている2人とて同じだ。
「女子はなかったんですけど、すごくレベルの高い学校なので、そこで一緒に走らせてもらえるのはすごくワクワクしますし、本当にありがたいなという気持ちです。そこで、自分の走りをより磨けるように頑張りたいなと思っています」
こう話してくれたのは芦田だ。

