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「2年54億円」は安すぎるのか? 村上宗隆ホワイトソックス入り「日本人野手最高額は確実」のはずが思わぬ苦戦…メジャー球団が危惧した“あるリスク” 

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山田結軌

山田結軌Yuki Yamada

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posted2026/01/08 06:00

「2年54億円」は安すぎるのか? 村上宗隆ホワイトソックス入り「日本人野手最高額は確実」のはずが思わぬ苦戦…メジャー球団が危惧した“あるリスク”<Number Web> photograph by Yuki Yamada

ホワイトソックス入団が決まり、笑顔で記者会見にのぞむ村上

 ただ、事前の話題が先行しただけに村上や、その代理人のエクセル・スポーツ・マネジメント社(ESM)のケーシー・クロース氏は、5年以上で1億ドル(約156億円)を超えるメガディール(超大型契約)を狙っていたかもしれない。水面下で平均年俸1700万ドルより低く、5年程度の契約提示はあった。しかし、村上はあえて短期での勝負を選んだ。

「僕が勝負するにあたって(契約期間が)短くても、長くてもしっかり野球と向き合って成長することを目標に(米国に)来ようと思っていた。そこに驚きはなかったですし、まだまだ僕の人生は続くのでしっかりここでスタートして頑張っていきたい」

あえて選んだ「2年契約」の意味

 村上のパワーヒッターとしての潜在能力は、多くのメジャー球団が評価していた。だからこそ、事前の契約予想は長期での大型契約だった。しかし、その荒削りな面は大金を投資するべき伸び代というよりも、リスクとして判断された。メジャー移籍を現実的な目標として、レベルアップをはかってきた25歳にとっては、ショックがあっただろう。同時にこれまで自身を成長させてきたエネルギーの源、反骨心にも火がついたかもしれない。

 あえて2年契約を選んだ村上サイドには、中期的なビジョンと大きな狙いがある。〈つづく〉

#2に続く
村上宗隆「いろいろ難しかったですね…」ホワイトソックス“格安入団”の舞台裏「2年契約」に隠された意味と“2年後”へ描く「三段階のシナリオ」

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