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バレーボールPRESSBACK NUMBER
「バレーはやってほしくなかった」現役最年長45歳・松本慶彦が春高バレー戦う息子にエール…“鉄人”が明かした父の本音「甘くないからね」
posted2026/01/07 06:01
日本代表の活動などで「一番かわいい時期を過ごせなかった」と子育てを振り返る松本慶彦(45歳)。息子・凛虎は高校生になり、現在開催中の春高バレーに出場している
text by

田中夕子Yuko Tanaka
photograph by
Koyuki Matsumoto
2026年1月7日、松本慶彦が45歳の誕生日を迎えた。VC長野トライデンツに移籍した今季も開幕から出場し、今なお活躍し続けるSVリーグ現役最年長のミドルブロッカーだ。
言うまでもなく“鉄人”や“レジェンド”と呼ばれるにふさわしい存在であるが、本人は「45歳」という年齢に苦笑いを浮かべる。
「変な言い方かもしれないですけど、引き際を見失っているから、もう辞めるに辞められない。実際辞めようと思えば辞めるのは簡単だと思いますよ。でも、やり続けることのほうが僕には価値がある。プレーの質は若い頃に比べたら下がるのも当たり前なんですけど、でも今、変わりゆくバレーボール界の中でやっていたい、という気持ちのほうが強いですね」
現役生活23年目に突入
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22歳でスタートしたトップリーグでのキャリアは23年目を迎え、周りを見渡せば、チームメイトよりも監督やコーチのほうが年齢は近い。むしろ、共にプレーする選手たちは息子同然とたとえられることも多い。だが、それもあながち嘘ではない。
長男・凛虎は高校3年生で、現在開催中の春高バレーに清風高校のセッターとして出場している。父に比べて身長は10センチ小さい183センチだが、長い手足のシルエットはよく似ている。いまだ現役生活を続ける松本だけに、そう遠くない未来に親子競演は決して夢物語ではないが、「一緒にやるよりも対戦したい」と松本は父の顔を覗かせた。
「一緒にやるのはなんか違いますね。逆に、息子からめっちゃ言われそうですもん。『もうちょいコール早くして』とか『攻撃入るなら一歩でもいいから下がれよ』とか。えー、無理だろ、とか思いながらプレーするの、親父としては嫌じゃないですか(笑)」

