〈交流戦パ・リーグ圧勝の衝撃〉西武・仁志敏久コーチが感じた「DH制だけじゃない」“セパ格差”本当の理由「実は巨人黄金期の影響もあって…」 

「セパ格差」は本当にある？

――1年間戦われて、ズバリ「セパ格差」はあると感じましたか？

仁志コーチ　あると思います。それは優劣ということではなく、リーグとして特徴の違いははっきりと感じました。

――まずバッターに関しては、どのような違い、特徴があると思われます？

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仁志コーチ　パ・リーグは豪快なバッターが多いですよね。セ・リーグはどちらかというと、ピッチャーの攻め方に合わせて打っているような印象はあるかと思います。

パ・リーグには個性的なバッターが揃う　©Kiichi Matsumoto

――パ・リーグのバッターの方が能動的？

仁志コーチ　一概には言えないですが、対峙するピッチャーの強いボールに合わせて打っているという感じはあるのかな……。自分の特長を活かしたバッターが多いですよね。

「結局はピッチャーの違い」

――良く言われるのはパ・リーグのバッターは早いカウントからどんどん強振してくる、と。実際そう感じました？　

仁志コーチ　実際に統計を出したらそんなに変わらないと思うんですが、印象としては強く振ってくるバッターはパ・リーグに多いかもしれない。そしてそこを紐解いていくと、結局はバッターの違いというよりピッチャーの違いということになるのかな、と……。

――なるほど。ピッチャーはセパでどんな違いがあるのでしょう？

仁志コーチ　平均球速に関しては今はセ・リーグもパ・リーグもそこまで変わらないと思うんですよ。ただ、ボールの使い方とか攻め方には違いがありますね。

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