さらば番長…「現役時代と監督時代、どっちがきつかった？」三浦大輔が語ったDeNAでの濃密な5年間「これからはファンの方々と同じ気持ちで」 

「そりゃ、監督5年ですよ」

　そう言うと三浦はにやりと笑った。

「プレイヤーはプレイヤーで若いときは体力がなかったり、ベテランになればコンディションの維持とか肉体的な大変さはあります。でもプレッシャーやストレスを抱え悔しい思いをしながらも、またやり返してやろうって。

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　一方で監督の5年間というのは濃密だったし、選手時代とはまったく違うしんどさがありました。まあでもやりがいもありましたよ。選手として引退したときにもう一度戻ってきたいという気持ちで指導者になって、監督として5年間戦うことができた。きついことも悔しい経験もいっぱいしましたけど、交流戦優勝やCS優勝、日本シリーズ優勝ができたので、リーグ優勝はできなかったけど、それはそれで充実していたなと思います」

「選手と監督、きつかったのは？」「そりゃあ監督ですよ」　©Atsushi Hashimoto

相川新監督への思い

　有終の美こそ飾れなかったが、静かで、立つ鳥跡を濁さぬエンディング。三浦の意思は来季から、現役時代にバッテリーを組み、この4年コーチとして支えてきた相川亮二が監督として引き継いでいく。三浦は相川について次のように語る。

「芯が強く、自分というものをしっかり持っている人間です。僕も頼りにしてきましたし、これまでチームを見てきた人間が監督になるので、あらゆる面でスムーズに行くと思っています。コーチ時代、こうした方がいいんじゃないかとか、僕が決断したことを見て思うことも多々あったでしょうから、来年からは思う存分、自分のやり方を貫いてほしいですね」

　果たして三浦は、これからどういう気持ちでチームを見つづけていくのだろうか。

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