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ドラフト会議で素朴な疑問…なぜ「高校生の支配下指名」が少ない? スカウトが語った“意外な理由”「支配下というのは一軍と一軍候補なんです」
posted2025/12/04 17:03
なぜ近年、ドラフト会議で高校生の支配下指名が減っているのだろうか?
text by

安倍昌彦Masahiko Abe
photograph by
Yuki Suenaga
今年も大きな盛り上がりを見せたドラフト会議から1カ月以上が過ぎた。各球団が指名権を獲得した選手リストを眺めてみると、近年感じるのが高校生の支配下指名選手の少なさだ。かつては多くの有望選手が高卒でプロ入りし活躍していたが、その流れはだんだんと変わってきているようだ。はたしてその傾向のウラにはどんな事情があるのか。スカウトに話を聞いた。《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》
ドラフト会議からおよそ1カ月……野球の現場では、今もまだ、何かにつけてその話題になってくる。
ドラフトが終わって、今度は指名されなかった選手……特に高校球児たちの進路について、関係者たちが気にし始める。
高校生の支配下指名は…約4分の1
今年のドラフトは「支配下」で73選手が指名されたが、そのうち高校生は投手8、捕手4、内野手5、外野手2の19選手が指名されるにとどまった。
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全体のおよそ26%ということは、指名された選手たちの4分の1にすぎない。かように支配下指名される高校生選手の割合は、近年明らかに低下してきている。

