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久保建英がポツリ「勉強になります」なぜ“日本代表FW序列が低い”シャドー町野修斗のゴールが大収穫なのか「やっと結果を」「信頼を勝ち取りたい」
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ミムラユウスケYusuke Mimura
photograph byKiichi Matsumoto,Masashi Hara/Getty Images
posted2025/11/24 19:10
ボリビア戦、久保建英が言及した「シャドー町野修斗」のゴール。大収穫と言える理由は?
「次の3月が最後(のアピールの場)なので。前回大会はJリーグで頑張って追加で選ばれた(メンバー発表後、負傷した中山雄太に代わって招集)感じで、信頼が足りなくて。ただ、ポッと出の若手としていくW杯と、何回も代表に呼んでもらってから行くW杯とでは、また違うというか。ボリビア戦もそうですけど、力を証明できるチャンスはあるので、そこで信頼を勝ち取れるようにプレーしたいです」
何より、サッカー選手としてボールを蹴るチャンスを得られなかった悔しさ、カタールW杯のクロアチア戦を忘れることはできない。町野はPKを得意としているのにもかかわらず、PK戦で仲間が蹴る様子をながめることしかできなかったからだ。
「日本のためにPKを蹴るチャンスがあるなら、絶対に蹴りたいです」
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町野はあれ以来、何度もそう口にしている。
背番号が18→9番になった
先月、代表における現時点での自身の立場を目の当たりにする出来事があった。上田綺世の9→18番の背番号変更に伴い、町野は18→9番になった。なお、上田が思い入れのある18番への変更を申し出たのは、町野が代表に定着する前のこと。それがJFAのスタッフに認められただけであり、2人の間にわだかまりはない。
実は町野も、18番に強い思い入れがある。ギラヴァンツ北九州と湘南ベルマーレで背負い、前所属のキールでも2シーズン目に背番号を18に変更した。今季からプレーするボルシアMGでも、町野の移籍が正式に決まったあと、レンタル移籍から戻ってきたフラウロから18番を譲り受けたほどだった。
ただ“現時点での代表での実績や年齢”を考えれば、協会のスタッフから背番号変更を求められたとき、断れる立場にはない。
なぜ久保は「勉強になりました」と話したのか
町野は、日本代表に入ってから、自らの序列の低さに何度も向き合わされてきた。だから、自らの価値を証明するのはゴールしかなかった。そんな中で生まれたボリビア戦のゴール。シャドーとして起用される中で奪ったものだが……。
「勉強になりました」
こう話したのは、誰あろう日本代表のシャドーで確固たる存在となっている、久保建英だった。それはなぜか。〈つづきは下の【関連記事】へ〉

