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熱狂とカオス!魅惑の南米直送便BACK NUMBER
「北朝鮮の一部選手はケンカ腰…南米以上だ」“不穏すぎる”ラフプレーにブラジル人記者ア然「U-17日本代表&メキシコの友情」と裏腹の憎悪
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沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byMohamed Farag-FIFA/Getty Images
posted2025/11/23 17:01
U-17W杯でベスト16入りした若き日本代表。北朝鮮戦は不穏な空気が流れた
「北朝鮮の一部の選手は最初から完全にケンカ腰で、試合中のラフプレーも目に余った。彼らは、スポーツではなく戦争をしに来たように見えた。南米でも、代表戦やコパ・リベルタドーレス(南米のクラブ王者の座を争う大会)では選手が闘志を剥き出しにしてプレーする。でも、この試合の北朝鮮選手はそれ以上だった」
さらに「日本選手が憎かったのだろうけれど、その一方で、日本選手を挑発して退場に追い込もう、という意図もあったのではないか」とも語る。
メキシコとの友情とは裏腹に
ともあれ、今回のU-17ワールドカップで日本の若い選手たちは、ピッチ内外で極めて貴重な経験を積んだ。これを糧として、今後、大きく成長してもらいたい。
その一方で、ジャンニ・インファンティーノFIFA会長が「これぞ、フットボールのスピリット」と称えた日本選手とメキシコ選手の麗しき友情とは裏腹に、我々はフットボールには美しい面だけでなく醜い面もあることを認めなければならないだろう。世界を取り巻く冷酷な現実と同様に。〈つづき「メキシコとの友情」は下の【関連記事】へ〉

