「北朝鮮の一部選手はケンカ腰…南米以上だ」“不穏すぎる”ラフプレーにブラジル人記者ア然「U-17日本代表＆メキシコの友情」と裏腹の憎悪

ハイタッチ時点でパンチしようとしてきた選手が

　フットボールでは、試合前に選手が審判団、対戦相手の選手とハイタッチか握手をするのが恒例だ。しかしカタールで行われた日本vs北朝鮮のU-17W杯準々決勝は、試合前から不穏な空気が漂っていた。

　一列に並んでいる北朝鮮の選手に対して日本選手が歩いてきて順番にハイタッチをしようとしたところ、主将やGKら最初の数人はごく普通に応じていた。しかし、6人目くらいから普通ではなくなった。憎々しげな表情を浮かべ、右手の拳を上から強く振り下ろす。もはや、これは挨拶ではなく、完全なパンチだった。残りの選手もそれに近い振る舞いで、日本の選手は避けるしかなかった。

　後で複数の日本選手が語ったところでは、すでにスタジアムの通路で並んでいたときから盛んに挑発してくる選手がおり、「これはヤバい」と思ったそうだ。

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　ただしキャプテン同士がコイントスをした際、北朝鮮の7番はGK村松秀司と普通にハイタッチをしている。つまり、選手全員ではなかった。しかし、約半数の選手が試合前の時点で敵意を露わにしていた。

試合前から敵意を見せた2選手がイエロー

　試合が始まると、北朝鮮選手は非常に激しいプレーを仕掛けてきた。ボールを奪い合う場面では、日本選手の安全など全く考慮せず、反則まがいのタックルを繰り出す。

北朝鮮の選手からハードマークを受ける瀬口大翔　©Getty Images

　前半46分、6番がCBメンディーサイモン友がボールを蹴った後に軸足に激しくチャージしてイエローカードを受けた。後半13分にも、16番がやはりボールを蹴った後のMF野口蓮斗の軸足を両足で挟み込む、極めて危険なプレーでイエローカード。この二人は、奇しくも試合前、日本選手に最も激しい敵意を示した選手たちだった。

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