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箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
「本当は泣きじゃくってわあわあ言いたいけど…」出雲駅伝“まさかの7位”青学大…失意の“最強世代の旗手”がこぼした本音「泣くのは勝つまで我慢」
text by

和田悟志Satoshi Wada
photograph bySatoshi Wada
posted2025/10/17 11:06
出雲駅伝でエース級が集う2区を任されたものの区間10位に終わった折田壮太。高校時代は世代No.1ランナーだった輝きを取り戻せるか
「留学生と勝負する」という強い決意を持って臨み、その通りに積極的にレースを進めた。結局、留学生には突き放されたものの、6位入賞(日本人2位)と結果を残した。その結果以上に、レース内容が折田の復活を強く印象付けた。
さらにその後も、6月のNITTAIDAI Challenge Gamesでは5000mで13分33秒32の好記録をマーク。2年連続で出場した日本選手権は予選敗退に終わり振るわなかったが、その約1週間後のホクレン・ディスタンスチャレンジ千歳大会では実業団の外国人勢や早大の山口に果敢に挑み、またしても13分33秒61という好記録で走っている。
春には「“折田世代”だと言えるような1年に」も…
関東インカレの際に折田はこんな言葉を残した。
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「同期の活躍は良い刺激になっています。前回の箱根駅伝では小河原が活躍したのに、そもそも僕は10人に入れませんでした。“小河原世代”じゃなくて“折田世代”なんだよと言えるような、そんな1年にしたいと思っています」
実力者が揃った青学大の2年生が“折田世代”と呼ばれる日が、本当に来るかもしれない――そう思わせた今季の前半シーズンだった。
それだけに、今回の出雲駅伝の結果は悔やまれる。誰よりも、当の折田が悔しかったに違いない。
「本当は泣きたいですし、泣きじゃくってわあわあわあわあ言いたい」
レース後は気丈にインタビューに応えていたが、思わず口にしたこの一言こそ、本音だったかもしれない。

