SCORE CARD INTERVIEWBACK NUMBER

友風「障害者手帳を持つ異例の力士が親方と二人三脚で歩んだ復活の道」

posted2025/10/21 09:00

 
友風「障害者手帳を持つ異例の力士が親方と二人三脚で歩んだ復活の道」<Number Web> photograph by KYODO

text by

佐藤祥子

佐藤祥子Shoko Sato

PROFILE

photograph by

KYODO

 東前頭16枚目、九月場所で再々入幕し、実に6年ぶりの勝ち越しを決めた中村部屋の友風。「下肢機能障害5級」の障害者手帳を持つ関取でもある。

 日体大相撲部出身の友風は2017年五月場所に序ノ口として初土俵を踏むと、13場所連続勝ち越し。大きな体躯でピアノを弾きこなす“ピアノ力士”としても話題を呼んでいた。'19年七月場所では初の三賞を受賞し、九月場所では横綱鶴竜から2場所連続で金星も挙げた。しかし、その翌場所に悲劇は起こった。

 '19年十一月場所で右脚の大ケガに見舞われ、初見の医師からは、「相撲を取るどころか歩行も困難」と宣告された。切断もやむ無しの重傷だった。この時、全国を駆けずり回り、手術を請け負ってくれる名医を探し回ったのが、現師匠の元関脇嘉風、中村親方だった。

こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
NumberWeb有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り: 1633文字

NumberWeb有料会員(月額330円[税込])は、この記事だけでなく
NumberWeb内のすべての有料記事をお読みいただけます。

関連記事

#友風
#中村部屋
#日本体育大学
#嘉風
#中村親方
#尾車部屋

相撲の前後の記事

ページトップ