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「自宅に贈り物が届いたんだ」井上尚弥に“敗れた男”が語る、モンスターの意外な素顔とは? 激闘カルデナスに“粋すぎるサプライズ”
posted2025/09/15 17:01
激闘の翌日、井上尚弥と言葉をかわすラモン・カルデナス
text by

NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Hiroaki Finito Yamaguchi
今年5月、井上尚弥と激闘を繰り広げたラモン・カルデナスが試合後に特別な贈り物を受け取っていた。
「最初は普通のTシャツだと思っていたから、自宅に戻り、持ち物を広げてみて驚かされた。そのTシャツにはイノウエのサインが入っていた」
世界スーパーバンタム級4団体統一王者のモンスターと対戦し、8回TKOで敗れたものの大健闘を見せたカルデナス。試合直後の会場は混乱していたため、リングサイドで井上と言葉を交わす機会はなかったというが、しかし井上はカルデナスに自らのサイン入りTシャツをプレゼントするという粋な計らいを見せていた。
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「本当に嬉しかったし、感謝している。リング上で戦ったボクサーは敵同士みたいに感じるかもしれないけれど、必ずしもそうではない。試合をして、ファンを喜ばせた後、お互いを尊敬し合えるんだ」とカルデナスは語る。このTシャツは「もちろん宝物として保存しておく」と約束した。
ボクサーとして自信を深めたカルデナス
カルデナスは試合中のレフェリーストップに対して「勝負師として、もちろん戦い続けたかった」と本心を吐露しながらも、「レフェリーの判断を尊重すべき」と潔さも見せた。そして井上戦での健闘を糧に「イノウエ戦で自分自身のレベルがわかった。現役最高級というだけではなく、ボクシングの歴史でも最高級のボクサーと真っ向から打ち合ったんだ」と自信を深めている。
次の目標については「イノウエが昇級するにせよ、そうではないにせよ、私はスーパーバンタム級で世界王者になりたい」と明言。今年末にも復帰戦を計画しているという。
ちなみに、カルデナスは井上戦後の6月にも来日しており、「日本という国が大好きだから。本当に綺麗な国だし、人々もビューティフルだ」と日本への愛を語っている。特に和牛が好きだという29歳の好漢は、東京に約2週間の滞在して日本食を堪能したとか。
話題となったカルデナスのエピソードは、全2回にわたって構成した本編でさらに詳しく語られている。〈つづく〉
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この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。
