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「大谷翔平のクローザー起用? あると思うよ」“ブルペン崩壊”を予見したLA記者が占う“ドジャース連覇”への道筋「不調の守護神がキーマンか」
posted2025/09/12 17:02
ドジャースは再び世界一になれるのか。ポストシーズンを見据え、投手起用を番記者に予想してもらった
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杉浦大介Daisuke Sugiura
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JIJI PRESS
MLB波乱の2025シーズンも終盤に入った。2年連続世界一を目指すドジャースはナ・リーグ西地区1位を死守し、優勝マジックも再点灯。ポストシーズン進出をほぼ手中に収めている。だが、ここ最近の道のりは決して平坦なものではなかった。
9月上旬にはパイレーツ、オリオールズというそれぞれの地区で最下位に低迷するチームにまさかの5連敗。野手には依然としてケガ人が目立ち、ブルペンも疲れが見えるだけに、今後の見通しも明るいとはとても言えない。
ただ、好材料があるとすれば、シーズン半ばから主力が次々と復帰した先発ローテーションの層が厚いこと。同月6日のオリオールズ戦でノーヒッターにあと1死まで迫った山本由伸を軸に、ブレイク・スネル、大谷翔平、タイラー・グラスノー、クレイトン・カーショウとビッグネームがずらりと揃う。1998〜2000年に3連覇を飾ったヤンキース以来となる連覇を果たすのであれば、この先発投手たちがチームを押し上げなければならないのだろう。
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今後、先発陣はどのように起用されていくのか。ローテーション構成に必要な人数が減るプレーオフでは誰が救援に回るのか。佐々木朗希の復帰、一部で話題となった大谷のクローザー起用はあり得るのか。
シーズン開幕前からドジャース投手陣に警鐘を鳴らしていたロサンゼルス・タイムズ紙の番記者、ジャック・ハリス氏に意見を求めた(以下、ハリス記者の一人語り)。

