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線審が姿を消したウィンブルドン。自動判定に選手からは賛否の声。
posted2025/08/02 09:00
パブリュチェンコワは試合後の会見で怒りをあらわにした
text by

秋山英宏Hidehiro Akiyama
photograph by
KYODO
ウィンブルドンから線審の姿が消えた。7月13日まで行われた大会は、電子ライン判定を全面的に導入した。多数のビデオカメラでボールの落下点を特定、ラインを割れば即座に「アウト」の音声が流れる。システムは全豪と全米で全面導入されており、伝統を重んじる世界最古の大会も趨勢に従った形だ。
導入に賛成する選手も多く、'24年大会4強のロレンツォ・ムゼッティは「昨今はボールが本当に速く、判定は非常に難しい。テクノロジーの助けは必要だ」と支持。西岡良仁も「どの選手もライン判定で揉めたことがあると思う。全員にフェアなので、この方がいい」と歓迎する。
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