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巨額賞金がマイナスを埋める。ポスト・クラブW杯の行方はいかに。
posted2025/07/31 09:00
3-0でパリSGを下し、優勝を決めて喜ぶチェルシーの選手ら
text by

豊福晋Shin Toyofuku
photograph by
JIJI PRESS
チェルシーの優勝で幕を閉じたFIFAクラブワールドカップだが、欧州では今ひとつ盛り上がりに欠けた。
新形式での大会ということもあり、欧州人はまだその価値には懐疑的。チャンピオンズリーグの勝者こそ世界一というプライドも感じる。開催時期の問題もある。彼らにとってはCL決勝でサッカーシーズンは一段落し、その後は完全にバカンスモードに突入する。サッカーから離れた約2カ月間で8月の新シーズン開幕に向け英気を養う期間だ。今回、街中でクラブワールドカップの熱を感じることはなく、報道量も限定的だった。バルセロナ、リバプール、ナポリなど主要各国の昨季のリーグ王者が出場しなかった影響もある。彼ら不在で現世界一を決めるというのは、今ひとつしっくりこない。
こちらは雑誌『Number』の掲載記事です。
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