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「大阪にいた“スーパー1年生”」林将輝だけじゃない…“部員130人”大阪学院大高にまた逸材「大阪桐蔭と履正社を倒したい」優勝候補はどんなチーム?

posted2025/07/20 06:00

 
「大阪にいた“スーパー1年生”」林将輝だけじゃない…“部員130人”大阪学院大高にまた逸材「大阪桐蔭と履正社を倒したい」優勝候補はどんなチーム?<Number Web> photograph by Yuji Yanagawa

大阪学院大高の3年生・長瀬大来(188cm、92kg)

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Yuji Yanagawa

夏の甲子園に向けた各地方大会が活況を迎えている。全国屈指の激戦区・大阪で注目される高校がある。大阪桐蔭や履正社に挑む“部員130人の優勝候補”の正体とは? ダイジェスト版でお届けする

 絶対王者・大阪桐蔭の牙城を崩さんとする高校がある。大阪学院大高だ。

 7年前の夏には北大阪大会決勝で「最強世代」の大阪桐蔭に2-23で大敗したが、昨春の大阪大会で撃破した。その新興勢力に、昨年の中学3年生世代で最も注目された右腕・林将輝が北海道から加わった。U-15侍ジャパンの中心選手として世界一に貢献し、入学直前の冬場には146キロをマークした身長172cmの逸材は、大阪桐蔭や東海大相模など名だたる強豪校からの誘いを蹴っての入学だった。

 この春、林は履正社との試合で、タイブレークの10回表という緊迫した場面で投入された。「監督として試合でどうしても起用したくなる選手ですね」と辻盛英一監督は語る。2点を献上し敗戦投手となったが、その経験は林を一足飛びで成長させた。

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「自分では速球とスライダーが武器だと思っています。変化球は縦と横のスライダーとカーブ、スプリット、チェンジアップ。今、カットボールも練習中です」

「自分では指のスナップが力強いんだと思っています。手首のスナップもそれなりだとは思いますが、指のスナップ力がリリース時に最後までボールを押し込み、勢いを生んでいるような気はします」

 と林は言う。

もう一人いた“逸材”

 大阪学院大高には他にも逸材がいる。智弁和歌山から転入してきた3年生・長瀨大来(188cm、92kg)も投げてはMAX146キロを誇り、打っては右の長距離砲でもある。両者を中心とした投手陣は、既に大阪随一の評価を得つつある。

「何度も口にしちゃいますが、大阪桐蔭と履正社を倒して、甲子園で日本一になりたいです。1年夏から? はい。もちろん」(林)

 かつて大阪の高校野球は浪商(現・大体大浪商)が一時代を築き、1980年代にPL学園が隆盛期を迎え、絶大な人気を誇った。そして大阪の雄の座は2000年代に入ってPLから大阪桐蔭に代わった。本編の現地取材レポートでは、全国屈指の激戦区・大阪の現状、そして林の実力や同高の強さの理由について詳しく掘り下げている。

〈続く〉

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