6月シリーズの新戦力「コアメンバーとは差が大きい」なかで「次も呼ばれる選手」は？ 超深掘り分析で見えた“ボランチ新コンビ”と“好連係FW” 

2戦目で課題を消化できた選手は…

　6月シリーズの初戦で出た課題を2戦目で消化し、チームの勝利に貢献した選手としては、FW町野の名前も挙げられる。初戦は先発した大橋に代わって69分から出場。1点が欲しい状況でピッチに入ったが、5−4−1でブロックを組む相手を崩せずに終わった。だが、先発でプレーしたインドネシア戦では見違えるプレーを披露した。

初戦の課題を消化して2戦目では連係の取れた動きを見せた町野　©Kiichi Matsumoto

　前線から久保が空けたスペースに下がって縦パスを受け、サポートに来た味方に落とす、いわゆるレイオフで攻撃をスムーズに展開させた。2シャドーに並んだ久保と鎌田、そしてタイミングよく走り込む海舟とうまく連動し、相手を背負ってボールを収め、しっかり味方につなぐプレーが光った。

ドイツで揉まれた町野が見せた成長

　自ら決めたチーム5点目のゴールも、海舟の縦パスを落とし、裏に抜け出て久保からの浮き球パスを受けて決めたもの。流れるようなコンビネーションでインドネシアの守備網を突破してみせた。カタール・ワールドカップにも負傷で招集辞退となった中山雄太に代わって滑り込みで選ばれていたとはいえ、以降の代表に定着していたわけではない。今回も練習時間は限られていたが、周囲の選手と好連係を見せている。

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　湘南ベルマーレからホルシュタイン・キールに加入して2シーズン。ドイツで揉まれて着実な成長を示した町野について、鎌田は「変わったと思います。ヨーロッパに出て、やっぱりボールの収め方も変わっている。町野ともそういうのは個人的にも話しているけど、ヨーロッパに出ることで全然変わる」と称えた。

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