「嬉しいですねキャプテン！」2学年下の久保建英から〈良いパスだった〉サムズアップ…オチャメな町野修斗25歳が日本代表FW争いに急浮上 

　〈良いパスだった〉と――。

　インドネシアが個の力でも組織力でも劣るのは差し引いて考えないといけない。とはいえオーストラリア戦ではあまり見られなかった、効果的な3人目の動きが目立った。そして、それを促していたのが町野だったのだ。

　ただ、町野はあくまでもチームメイトを称える。

©Kiichi Matsumoto

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「前日、前々日で（攻撃の）形の練習をしました。そこですり合わせもできていたので、僕は動きすぎず、周りを活かしながら起点になって、最後にゴール前に入ることを意識しました。技術のある選手が多いので、僕の動き出しを見て、走ったところにパスが出てくる。それは試合前からわかっていましたから」

久保と鎌田の“偶然ではない膝スラ”秘話

　こうして日本の快勝劇は生まれたのだが、このシーンを覚えているだろうか。

　久保がチーム2点目のゴールを決めた際、膝からスライディングをして、喜びを表現したのを。

©Kiichi Matsumoto

　これは“約束通り”のパフォーマンスだった。

　その4分前、先制点を決めた直後に膝からスライディングをしてみせた選手がいる。

　鎌田である。実は2人が同じパフォーマンスをしたのは“偶然ではない”のをご存じだろうか――。〈つづく〉